金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

25

新聞購読のお申込み

NTTデータエンジニアリングシステムズが
クラウドサービス拡充

解析やリバースなど

 NTTデータエンジニアリングシステムズはクラウドサービス「Manufacturing︱Space(以下M︱S)」のサービスメニューに、このほど、解析、リバースエンジニアリング、ビューアーの3つの機能を追加した。

 解析は東レエンジニアリングと提携し、ソルバーに同社が開発した「TMD―FLOW」を採用。ソフトを導入することなく、クラウド上で樹脂流動解析ができる。月額10万円で、年間契約すれば5万円でサービスが受けられる。

 リバースエンジニアリングの機能も追加。STLデータをIGESデータに自動変換するオートサーフェスサービスが受けられる。単月契約では8万円、年間契約では5万円と価格を抑えた。

 顧客や社内間でのコミュニケーションを円滑にするためビューアー機能も強化した。追加したのは「マルチビューアーPlus」。月額5000円で、ビューアー機能に加え、打ち合わせのやり取りの記録や計測機能などを使うことができる。

 M︱Sは2013年に開始し、すでに600社超のユーザーを持つ。昨秋には保存だけでなく、データを活用していく管理サービス「データコンシェルジュサービス」も始めている。今後、同社では「ものづくりに役立つサービスを増やしていきたい」としている。

金型新聞 平成28年(2016年)3月10日号

関連記事

冷間鍛造で新市場開拓
ニチダイ

電池ケースなど視野  冷間鍛造金型などを手掛けるニチダイは独自の鍛造技術を駆使して新たな市場の開拓に乗り出す。まずは、電気自動車などで脚光を浴びる電池ケースやバッテリー市場向けに鍛造技術を応用して、ケースの強度向上や生産…

MF-Tokyo、出展募集を開始

MF-Tokyo、出展募集を開始

最新の塑性加工が一堂 来年7月 東京ビッグサイト   日本鍛圧機械工業会と日刊工業新聞社は7月15日、来年7月に東京ビッグサイトで開かれる「第5回MF-Tokyo2017プレス・板金・フォーミング展」の出展募集を開始する…

米由来のバイオプラ 関東製作所が確立した金型・成形技術とは

脱炭素社会に向けた取り組みがものづくりで加速し、金型業界でもその動きが広がりつつある。先手を打つ金型メーカーの対応には大きくは2つの方向性がある。一つは、太陽光パネルの設置や設備の省エネ化などによる自社の生産活動でCO2…

インターモールド2022大阪総集編 -AM-

拡がる金型での金属3Dプリンタ 部品造形や金型補修 技術的に難しいとされてきた金属3Dプリンが金型づくりでも徐々に広がりつつある。今回のインターモールドでは、金属3Dプリンタで広く使SKD61相当材の粉末材料が登場。ダイ…

がんばれ!日本の金型産業特集<br>山陽精機 行本 充宏 社長

がんばれ!日本の金型産業特集
山陽精機 行本 充宏 社長

アジアで作った金型を世界へ 【技術】熱変位に取り組み、「無修正組立」の金型 「自社金型は100分の1~2㍉の寸法精度があれば十分」だと話す。 創業は1981年で樹脂金型を主流に、8年前からダイカスト金型も始める。自動車向…

関連サイト