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【特集】最新技術の使いこなし術入曽精密

超小径工具で微細加工

100㎛のサイコロを加工

100㎛のサイコロ

ワーク自動持ち替えロボ

 高い微細精密切削技術で知られる入曽精密(埼玉県入間市、04-2934-4633)。その技術力の象徴ともいえるワークの一つが世界最小で1辺の長さが100μmのサイコロ(写真)だ。

 切削の溝幅は1μmという細さ。この加工を実現したのは、自社開発した精密位置決めできるワーク自動持ち替えロボット「ORIGAMI」と、日進工具の超微細加工用ボールエンドミル「マイクロボール」だ。

 かつて300μmのサイコロを加工した際、あい路となったのが「工具径のサイズ」(齋藤清和社長)。そORIGAMIの時出会ったのが当時世界最小だったR0・03のマイクロボール。100μのサイコロでは3分の1サイズのR0・01の工具で加工した。日進工具を採用した理由について「刃先先端Rとシャンクの中心軸がぴったり合っているから。この工具が無いと実現は不可能だった」という。

 マシニング加工の第一人者と言われる齋藤社長は、切削加工で重要な技術要素を「機械の分解能と切削工具の性能だ」という。だからこそ「加工を進化させるには性能の良い小径工具が必要で、日進工具はもはや同志」と笑う。自身については「これからもずっと最高の切削加工を追求し続けたい」。

匠が選んだ工具

ボールエンドミル「マイクロボール」 −日進工具−
Rサイズ0.005から標準化

 世界で初めてRサイズ0.005から標準化を実現した超微細加工用超硬ボールエンドミル。日進工具独自のR部の形状を採用したことで、高い仕上げ面が得られる。アルミから一般鋼まで幅広い加工に適応できるのが特長だ。

金型新聞 2021年3月10日

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