三菱電機 オイルミスト環境下における工場内環境改善のご提案 〈AD〉
エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>のご紹介
三菱電機株式会社はオイルミスト環境下の室内環境改善に貢献する新商品「エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>」を2023年6月1日に発売しました。エアー搬送ファンは気流の拡散を抑制する構造に複数の小型プロペラファンを納めた換気や空調の補助送風機です。直進的な気流を遠くまで届けることから(※1)特に工場や倉庫等の大空間環境改善に貢献する商品として注目を集めています。今回発売した「エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>」は、図1の導入効果イメージの通り、機械加工工場内にエアー搬送ファンを導入することで換気をアシストし、オイルミスト滞留の改善に貢献します。

開発の背景
金属加工機(工作機械)から発生するオイルミストは作業者の健康に悪影響を及ぼすほか、設備や床面などの作業環境への悪影響も指摘される中、昨今の労働環境改善意識の高まりにより、工場内に滞留しているオイルミストの対策が課題でした。エアー搬送ファンは、本体内部に付着したオイルミストが作業エリアに滴下したりガードに付着したオイルミストに埃が堆積することで商品の風量が低下することから、オイルミスト環境下での使用が困難でした。そこで今回、これらの課題に対応した「エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>」を発売いたしました。

「エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>」の特長
特長1 本体底面にオイル排出用抜き孔を設置
本体底面四隅にオイル排出用抜き孔を設けることで本体内部のオイルをスムーズに排出します。さらにエアー搬送ファン本体にオイルパンを組合せて作業エリアへの滴下を防止します。

特長2 金属製パーツを採用
部品に金属製パーツを採用することでオイルによる樹脂クラックの発生を抑制します。以下、JIS K2241に指定されている切削油剤で、許容ミスト濃度3mg/㎥以下(※2)の環境でお使いいただけます。
※2 公益社団法人日本産業衛生学会「許容濃度等の勧告 鉱物ミスト許容濃度」
特長3 撥油塗装の採用
吸込ガード部に撥油塗装を施すことでガードへのオイル付着を抑え埃の堆積による風量の低下を抑制します。
換気改善のご提案にあたって
オイルミスト環境の改善に関して最適なご提案を行うためには、現地調査を行い工場のレイアウト確認やお客様のお悩み事をしっかりヒアリングする事が必要です。当社では気流コンサル活動と称し、お客様のニーズに沿った気流づくりのお手伝いとして、全国でエアー搬送ファンのご提案活動を展開しています。工場や倉庫など大空間の環境改善についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
【関連リンク】

「エアー搬送ファン<オイルミスト対応タイプ>」の詳細はこちらから
金型しんぶん 2023年9月1日