金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

21

新聞購読のお申込み

創業50年を迎えて 植田機械 松田 紀男会長

お客様第一主義
DSC07437_R
挑戦し続けるプロ集団に

 このたびは、1月30日・31日の両日、インテックス大阪の5号館で当社主催の展示会「UMモールドフェア」を開催させて頂くことになりました。JIMTOFに出品された最新技術を一堂で披露し好評を頂いているこの展示会も、今回で7回目となります。今回も来場頂くお客様にご満足頂けるよう、鋭意、取り組んでまいります。

 さて、当社は今年で創業50周年を迎えます。感慨深く思い、振り返ってみますと、この50年は「お客様第一主義」を貫き歩んできたとしみじみと感じます。創業者の故植田精一とは今から48年前に出会い、その11年後に植田機械に入社しました。私も含めて社員数人の商社でしたが、まさに二人三脚でお客様への貢献をモットーに取り組んでまいりました。
 当時は、今のように工作機械やソフトウェアの代理店権さえありませんでした。それでも新たな加工技術を提案し、ご要望の納期に応え、故障などのトラブルにもクイックネスに対応するよう努めました。ときにはお客様のニーズを工作機械メーカーにフィードバックして新たな加工機の開発に携わりました。
 今年50周年を迎えることができたのも、多くのお客様とメーカー各社様のご支援がありましたおかげと心より感謝しております。そして植田精一をはじめとする当社の社員一同が、お客様のために知恵を絞り、汗を流し、工夫し、努力を重ねてきたからにほかなりません。この50年という記念すべき節目に開催するUMモールドフェアに植田精一がいないことが残念でなりません。

 ただ一方、この50年でものづくりにおける加工技術は大きく様変わりしました。新たな機械や装置、工具が日進月歩で進化し加工技術は革新を続けています。これからもお客様に貢献するには、時代のニーズを先取りし、新たな技術や情報を提案していかなければなりません。そのためにも、植田精一が掲げたお客様第一主義の精神「植田魂」を次代に継承し、研鑚を重ね、挑戦し続けるプロ集団を目指していきたいと思っております。

金型新聞 平成27年(2015年)1月23日号

関連記事

「世界のオギハラ」再建<br>-長谷川 和夫社長に聞くー

「世界のオギハラ」再建
-長谷川 和夫社長に聞くー

米に工場、生産力強化  自動車ボディ向けプレス金型を手掛けるオギハラの社長が今年1月に交代した。新社長はアメリカ現地法人副社長の長谷川和夫氏。製造部門を経験し、長く海外畑を歩み、海外自動車メーカーの金型調達や開発にも携わ…

日本コーティングセンター IHI Ionbond社と提携 金型向け被膜を相互提供

日本コーティングセンター(神奈川県座間市、046-266-5800)はこのほど、表面処理メーカーのIHI Ionbond社(スイス)と自動車用プレス金型向けPVDコーティングで業務提供契約を締結した。国内外で両社のコーテ…

明輝 黒柳会長お別れの会、500人が参列

プラスチック金型メーカー、明輝(神奈川県厚木市、黒柳貴宏社長)の会長で5月5日に78歳で亡くなった黒柳告芳氏の「お別れの会」が7月24日、東京千代田区の東京會舘で開かれた。取引先や業界関係者、OBなど約500人が参列し、…

フタバ産業 超ハイテンを冷間で量産【特集:プレス加工最前線】

自動車のボデー部品や排気系部品など手掛けるフタバ産業は1470MPa超ハイテン材の冷間プレス部品の量産を確立、今年1月に発売した新型プリウスに採用された。先代プリウスはホットスタンプを用いた部品を採用していたが、冷間プレ…

型青会 阪村エンジニアリングの工場見学 高精度研磨や磨きロボに学び

日本金型工業会西部支部・型青会(清水一蔵会長・福井精機工業社長)は10月21日、会員で冷間鍛造金型を手掛ける阪村エンジニアリング(京都市伏見区)の工場見学会を開催した。 阪村エンジニアリングは、フォーマーメーカー阪村機械…

トピックス

関連サイト