金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

19

新聞購読のお申込み

イケックス工業 インテリア製品を販売

金型技術を応用

イケックス工業 インテリア製品

 電鋳金型を製造するイケックス工業(愛知県春日井市、052・253・8881)はこのほど、独自の金型製造技術を応用し、日本を代表するカービング作家の岡田明子氏のデザインを用いて、インテリア製品「レザーカービングシリーズ」を開発した。同社オンラインショップ「ソルシオン」で販売する。

 電鋳とは電気メッキと同じく電気化学反応を利用してマスターモデルの表面に厚メッキを行い、マスターモデルを剥離すると、マスターモデルとは反対面の形状ができる方法で、自動車の革シボ模様ダッシュボードや人工大理石のバスタブなど機械加工では困難な精度やデザイン性の高い製品に用いられる。同社は「ソルシオン」ブランドの第1弾製品として、この技術を応用した「たたみ日和」を開発しており、本畳の表面を転写しウレタンで成形したことで、高機能人口畳で高い防水性と耐久性がある。

 今回は岡田氏とコラボレーションし、通常は高価で製作期間の長いレザーカービングを転写することで、身近なインテリアをデザイン性の高い製品に仕上げた。詳しくは同社ホームページまで。

金型新聞 平成28年(2016年)3月10日号

関連記事

田口型範 社長 田口 順さん(70)
〜ひと〜

親子2代で旭日単光章を受けた  昨年11月、秋の叙勲で「旭日単光章」を受賞した。創業以来72年連続で黒字経営を続けたこと、2007年に経済産業省から「元気なモノ作り中小企業300社」を受けたことなどが認められた。「個人で…

光佐、プレス型メンテに力

光佐、プレス型メンテに力

 完璧な成形を行うため、金型を最終調整する「玉成技術」。プレス金型の玉成とリバースデータエンジニアリングを行う光佐は玉成を武器に、プレス金型のメンテナンス事業「金型119番」を展開している。  元々はプレス金型メーカーだ…

女性だけの工場開設<br>CHAMPION CORPORATION

女性だけの工場開設
CHAMPION CORPORATION

自動化で段取り大幅削減 金型部品メーカーのCHAMPION CORPORATION(本社・大阪府東大阪市、072・964・2511、水谷昌晃社長)はこのほど、大阪府八尾市に女性だけで運営する「YAO FACTORY」を開…

日本金型工業会 第9回定時総会をオンラインで開催

2021年度事業 オンラインを有効活用、業界ワンボイスで発信 日本金型工業会(小出悟会長、小出製作所社長)は6月4日、第9回定時総会を開いた。今年度の事業計画を承認し、オンラインと対面を併用した事業を展開していくことなど…

高硬度材を切削加工

加速する高硬度直彫り

工程短縮、精度安定に利点  超高張力鋼板やガラス繊維など成形材料が高度化していることから、HRC60を超える焼入れ鋼や超硬材を使うなど金型の高硬度化が進んでいる。こうしたニーズに合わせて、高硬度材料を効率よく高精度に加工…

トピックス

関連サイト