金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

05

新聞購読のお申込み

金型部品3社、全社減収見通し

金型部品3社の2026年3月期業績予想は米国の関税措置などの影響により、全社減収を見込む。関税政策を巡る高い不確実性が続く中、設備投資の先送りなどが懸念され、各社需要が減少するとみている。

パンチ工業は、減収減益を見込む。日本国内での回復遅れが影響し、売上高が減少するとみる。外注費の高騰や中国市場での価格競争の激化による原価率の上昇などが影響し、減益となる見通し。売上高は前期比2.3%減の398億8000万円、営業利益は31.8%減の11億5000万円、純利益は79.3%減の1億8000万円と予想する。

ミスミも減収減益とする。デジタルサービスなどを活用した独自の施策によって、販売数量の増加を見込む一方、米国関税や為替の影響などが影響し、売上高、営業利益ともに減少する見通し。売上高は前期比0.5%減の4000億円、営業利益は6.4%減の435億円、純利益は12.4%減の320億円を見込んでいる。

前期最終赤字だった双葉電子工業は、黒字転換を見通す。米国子会社における工場売却益などを見込み、純利益を16億円とした。営業赤字幅も大幅に縮小する見通し。前期では12億9200万円の営業損失を計上したが、今期は2億円まで減らす。モールドベースやプレートなどの生産器材事業では、黒字化を見通し、営業利益を2億円と予想する。生産器材の売上高は前期比0.5%減の305億円とした。

25年3月期はパンチ工業とミスミが増収、双葉電子工業が減収となった。海外市場を中心に回復基調にあったものの、金型起工数が減少したことで、国内での販売が低調に推移した。

機械統計によれば、国内の金型生産数量は2012年以降、減少傾向が続いている。2024年の生産数量は前年比5.3%減の42万5603組だった。足元の25年1-3月の累計生産数も9万6735組と前年同期と比べて10.1%減少している。

関連記事

ミスミグループ本社 新社長に清水取締役

ミスミグループ本社(東京都千代田区、03・6777・7501)は4月1日付で、清水新取締役専務執行役員が代表取締役社長に就任すると発表した。大野龍隆社長は取締役会議長に就く。 金型しんぶん2026年3月10日号

ミスミとパンチ資本提携

相互供給や海外開拓で協業 ミスミグループ本社(ミスミG)とパンチ工業は10月7日、資本業務提携したと発表した。ミスミGがパンチ工業の第三者割当を引き受けるなど相互に株式を持ち合う。両社の強みを生かし、国内で商品を相互供給…

リョービがギガキャストに参入

6000t級のダイカストマシン導入 リョービはこのほど、ダイカスト専業メーカーとしては日本で初めて、6000tクラスのダイカストマシンの導入し、「ギガキャスト」に参入すると発表した。2025年3月から試作サービスを開始す…

米谷製作所 GF中国と業務提携

海外市場を開拓エンジンや構造部品の金型 自動車エンジンなどのダイカスト・鋳造用金型メーカー、米谷製作所(新潟県柏崎市、0257-23-5171)はこのほど、自動車鋳造部品などを手掛けるジョージフィッシャー(スイス、GF)…

不二精機 鈴鹿に成形工場

EV部品を研究開発 不二精機(大阪市中央区、06-7166-6820)は、三重県鈴鹿市に成形工場を新設する。自動車部品を手掛けるティア1と協業し、電気自動車(EV)向け部品を研究開発する。2022年4月にも開設する。 新…

トピックス

関連サイト