新型コロナウイルスの感染拡大が、金型業界に大きな影響を及ぼしている。受注の延期やキャンセル、営業活動の制限などによって、売上が減少している企業が増えている。こうした中で、政府は無利子・無担保での融資制度や、雇用調整助成…
【金型生産実績】2021年5月 14.6%減の226億1,600万円
プレス型は27.8%減、プラ型は10.6%減
2021年5月の金型生産は、前年同月比14.6%減の226億1,600万円となった。前月比では15.6%減と落ち込んだ。数量は前年同月比35.5%増と大幅に増加したものの、前月比では6.6%減の4万3,591組、重量は前年同月比14.6%減、前月比でも21.9%減の7,827トンと大きく減少した。
プレス用金型は、数量が前年同月比0.2%減少、金額は同27.8%減(前月比20.1%減)の77億300万円となった。重量ベースでは同23.8%減の37億7,000万円となった。
プラスチック用金型は数量が前年同月比0.1%増、金額では同10.6%減(前月比10.7%減)の190億100万円となった。
鍛造用金型は、前年同月比で17.4%減の15億9,000万円と1810.6月連続の2桁減となっている。鋳造用金型は、同86.0%の大幅増となり5億4,500万円。前月比では59.8%増となった。ゴム用金型は前年同月比1.7%増の5億9,100万円と微増だが、前月比では5.7%減。ダイカスト用金型は前年同月比4.6%増の24億8,800万円。これも前月比では30.0%減となった。粉末冶金用金型は前年同月比27.2%増の4億9,500万円。ガラス用金型は同16.1%増の2億200万円。コロナ禍の影響か、開発延期の影響か、型種によるバラツキがある。
金型新聞 2021年8月10日
関連記事
表の見方 型種別生産の数量、重量、金額と前年同期比増減率(%)を記しています。内製は合計の内数です。2011~2019年は1年、2019年6月~2020年6月は1カ月の値です。 プレス型は16.7%増、プラ型は18.0%…
100年に一度の変革期と言われる自動車業界。それを語るときに欠かせないキーワードが「CASE」だ。「C=コネクテッド(つながる)」、「A=オートノマス(自動運転)」、「S=シェア(共有)」、「E=エレクトリック(電動化…
プレス用金型は23.6%減、プラ用金型は6.4%増 2024年12月の金型生産は、前年同月比6.1%減の290億5,462万円となった。前月比では10.0%増加した。数量は前年同月比15.7%の減、前月比では17.0%の…
半導体関連が好調 車載電池用金型も増加 冨士ダイス(東京都大田区、03-3759-7181)の2021年4‐9月期売上高は、前年同月比23.8%増の83億6300万円だった。半導体関連金型や車載電池用金型などの販売が好調…





