金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

06

新聞購読のお申込み

植田機械植田修平社長に聞く
第8回UMモールドフェアの見どころ

未来拓く技術を提案

 JIMTOF2016で注目を集めた金型や精密部品に関連する最新の加工技術が一堂に集まるUMモールドフェア。今回は新型の5軸加工機や金属3Dプリンタをはじめ、IoT(モノのインターネット)の活用技術が登場するほか、ものづくり企業の未来を拓く取り組みを紹介する講演なども行われる。主催する植田機械の植田修平社長に、見どころや抱負を聞いた。

金型業界の情報ステーション

植田修平社長―アフターJIMTOFをテーマに開催されるUMモールドフェア。今回はどんな新技術が登場しますか。

 「今回の最大の見どころは、昨年開催されたJIMTOF2016で注目された新技術。高精度加工ができる5軸加工機や、高能率に精密加工ができるワイヤ・放電加工機をはじめ、超微細加工の研削盤、高精度の測定機などを出品します」。
 「高機能で操作性に優れたソフトウェアや振動を抑えるツーリング、微細加工用の工具も出展します。金型や精密部品の加工に関する新技術を見て、感じて頂くことで来場者の皆さまの技術革新のお役に立ちたいと思っています」。

―JIMTOF2016では、IoTやAI(人工知能)、金属3Dプリンタなども話題になりました。

 「脚光を浴びた技術の中から金型や精密部品に関わるものとして、IoT活用技術や金属3Dプリンタも出品します。IoTでは、現場の活用事例として展示械の稼働状態確認の一元化をモニターに映し出します。金属3Dプリンタはセル生産システムの活用により成形の品質・生産性を格段に向上する技術を紹介します」。
 「工作機械やソフトウェアなど直面する課題の解決につながる技術と、IoTや金属3Dプリンタなど近未来の技術の両面を紹介することで、次代を勝ち抜くヒントをつかんで頂けるようにしたいと考えています」。

―会期中は、ものづくり企業の未来を拓く挑戦や、職場活性化の仕事術などについての講演会も開かれますね。
 「今回は、独自の生産管理システムを開発し24時間無人化稼働を実現したHILLTOPの山本昌作副社長と、テレビやCMなど幅広い分野で活躍する演出家の宮本亜門氏に講演をして頂きます。山本副社長には、独自の方法によるロボット開発や純民間開発の月面探査機HAKUTOへの連携の取り組みを、宮本氏にはメンバーをやる気にさせ職場を活性化させる仕事術について話して頂きます」。
 「来場する金型や精密部品に携わる方々に、日本のものづくり企業が果敢に挑戦している姿や、社内のモチベーションアップにつながる方法を知ることで、事業展開の新たな道や競争力の向上にお役立て頂ければ思い、お二人に講演を依頼しました」。

―UMモールドフェアは今年で8回目を迎えます。JIMTOFのアフター展として金型・精密部品業界で認知度がかなり高まっているように感じます。
 「おかげ様で、UMモールドフェアは回を重ねるごとに広く知られるようになってきました。関西以外の地域の来場者も増え、最新の加工技術に触れることができる展示会として期待して頂けるようになってきました。ただ、ここ数年、金型や精密部品など日本のものづくりを取り巻く環境は大きく変化しています。現状に甘んじることなく、これからも時流を捉え、知識や提案力を磨き、組織力を高め、日本のものづくりに貢献できるよう取り組んでいきます」。

金型新聞 平成29年(2017年)1月20日号

関連記事

2017年12月の金型生産実績

2017年12月の金型生産実績

前年同月比 0.3%増の343億1,900万円 プレス型が11.6%増、ダイカスト型は9.6%増   日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員30人以上)による2017年12月の金型生産実績をまとめ…

【人事】黒田精工

6月29日付 (敬称略、カッコ内旧職) ▽常務(取締役)金型事業部長兼長野工場長石井克則▽取締役技術本部長米川泉▽取締役管理本部長兼経理部長兼情報システム部長荻窪康裕▽顧問(常務)佐古斉文▽退任(取締役)牧元一幸 牧元氏…

明星金属工業 社長と行く1日社員体験

型でおむすび作り 自動車のプレス金型を手掛ける明星金属工業(大阪府大東市、072・877・1661)は旅行専門誌じゃらんと、金型工場を見学したり型でおむすびを作って食べたりできる体験イベントを始めた。 上田幸司社長の案内…

金型メーカー、自動車メーカーが図面データ標準化に向け語り合う【特集:図面データの標準化へ】

型技術者会議2025特別セッション1 で講演 金型のサプライチェーンには3次元や2次元、紙など様々な形式の図面が行き交っている。それが金型設計の時間、コスト、人材育成の手間がかかる原因になっている。サプライチェーン全体で…

米谷製作所、車部品メーカー傘下に

電動化、小物部品に事業拡大 ダイカスト金型メーカーの米谷製作所は今年2月、自動車部品メーカーの田中精密工業グループに入った。自動車の電動化によって事業領域の拡大が求められる中、単独での経営は難しいと判断した。既存事業を継…

トピックス

関連サイト