金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

23

新聞購読のお申込み

「元気な業界」へ復活 日本金型工業会 会長 牧野俊清

日本金型工業会 会長 牧野俊清

‘08年9月のリーマンショック、円高、‘11年3月の東日本大震災が、日本経済を苦しみ続けておりました。特に円高は’07年6月1ドル124円だったのが、政治の無策か大震災後も続き、’12年2月には76円と163%も高くなりました(対中国135%、対韓国196%)。日本製品が6割も高くなったのです。各国の物価上昇率との差異があるにせよ、日本のものづくりの競争力が落ちるのが当然です。その結果、自国通貨ベースのGDPは、’12を’07と比較すると、日本93%、中国198%、韓国131%、米国112%となりました。
 金型の昨年10月までの1年間の生産額は、一昨年とほぼ同様ですが、リーマンショック前2007年の7割と緊急事態が続いております。型種、需要業界の違いもあり、会社によって、業績は様々のようです。機械統計では、鍛造専業金型がリーマンショック前の1.7倍であり、大型プレス専業金型も現在活況のようです。
大企業が好業績をあげられたことにより、顧客は、その利益を新製品開発(金型発注)、価格見直しに振り向けていただきたく思います。今年の金型業界、製造業界、日本経済が良いことを期待します。
 工業会では「新金型産業ビジョン」の作成を、3月完成を目処に進めています。構成は、①技術力、②営業力(発信力)、③新分野への展開と付加価値向上、④海外市場とグローバル展開、⑤人材(経営者・社員)等を検討しています。
 日本金型工業会は、東京・名古屋・大阪の3事務所にて、ウエブ環境の活用による役割分担した一体化を進め、会報・ホームページのリニューアル等、サービスの拡充を進めており、会員も若干ではありますが増加しております。また、さらに新たなご入会が増えることを期待しております。
緊急事態が続く今年においても、会員、賛助会員、顧客、経済産業省素形材産業室始めとした監督官庁、学会の大きな応援により、この難局を、「元気な業界」として乗り越えていきたく思う所存でございます。

関連記事

2023年6月金型生産実績 前年同月比 10.0%減の259億4,000万円

プレス用金型は15.3%減、プラ用金型は13.8%減 2023年6月の金型生産は、前年同月比10.0%減の259億4,000万円、前月比では6.0%の増加となった。数量は前年同月比7.2%増、前月比では22.3%の大幅増…

植田機械植田修平社長に聞く<br>第8回UMモールドフェアの見どころ

植田機械植田修平社長に聞く
第8回UMモールドフェアの見どころ

未来拓く技術を提案  JIMTOF2016で注目を集めた金型や精密部品に関連する最新の加工技術が一堂に集まるUMモールドフェア。今回は新型の5軸加工機や金属3Dプリンタをはじめ、IoT(モノのインターネット)の活用技術が…

押出金型の製作求む‼︎<br>大淀化成工業

押出金型の製作求む‼︎
大淀化成工業

硬・軟質のプラ成形用  押出成形を手掛ける大淀化成工業(大阪市東成区、06・6976・0141)は、三重工場(三重県伊賀市)で使う金型を製作してくれる現地の金型メーカーを求めている。工場から立地の近い金型メーカーに製作依…

金型製作の効率化を追求 笹山勝氏(ササヤマ社長)【特集:次の10年を勝ち残る4つの道】

EV化などによる金型需要の変化やAMをはじめとする新たな製造技術の登場など金型産業を取り巻く環境はこれまで以上に大きく変化している。金型メーカーには今後も事業を継続、成長させていくため未来を見据えた取り組みが求められてい…

研削支援アプリを開発
ナガセインテグレックス

推奨加工システムを提示  ナガセインテグレックスは、タブレット端末・スマートフォン用の研削加工支援アプリを開発した。研削加工者、生産管理者、設備管理者を支援するアプリで、搭載対象は「Zeroシリーズ」や「Neoシリーズ」…

トピックス

関連サイト