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三嶋彫刻/カービーミシマ  三嶋 勝 本社相談役

得意技は精密精巧な刻印と金型
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知らず知らずに身に付けた親父の目・手の動き

三嶋勝本社相談役(76才)には、2人の孝行息子がいる。長男茂氏(46才)は三嶋彫刻(八尾工場)を、次男豊氏(45才)はグループ会社、カービーミシマ(平野区)をそれぞれ経営している。
2人は、子供のころから彫刻や金型を造る父親の目や手の動きを見ながら育った。俗に言う、親父の背中を見て技術屋になった。
八尾工場(3階建て、265㎡)は彫刻、刻印の専門工場。カービーミシマ(3階建て、500㎡)はプレスのコイニング、鍛造の押し型、絞りの順送型などを“得意技”としている。年間売上高は、彫刻・刻印が約50%、金型と部品加工がそれぞれ25%占めている。
創業は、1966年。学校を卒業後、大阪の大手彫刻メーカーに弟子入りし、「技術を身に付けるには10年かかる」と、言われる刻印のヤスリ掛けを日々とした。子供のころから絵が得意で、刻印に必須のデザインは、親方も認めるほどだった。
約10年勤めた後、身に付けた技術をさらに磨きを掛けるため、大阪市の彫刻メーカーで金型づくりを5年間修業した。刻印と金型の両頭使いは、独立するのに十分だった。三嶋本社相談役が28才の時。現本社から100mも離れていない場所に3階建て、100㎡の家を買い仕事を始めた。次第にナショナルやシャープ、シマノ、アルインコ、レンゴーなど超一流メーカーの仕事を受け、八尾工場を建てた。

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壁にぶつかれば専門書、技術講習で勉強

大阪市平野区瓜破にグループ会社、カービーミシマを設立したのは1998年。彫刻の仕事と周期の違う金型部品加工を、絞りやコイニングの達人が多く勤める南地区に建てた。
当初は賃加工が主だった。次男の豊氏が金型製造を始めたのは、近くに多くあった金型専門メーカーが次第に少なくなり、取引先から「成形屋さんから抜型のNGが持ち込まれた]のがきっかけ。金型のばらし方も判らないまま、金型を紙粘土に置き換え、数学が得意だったことも幸いし、データ化し金型を造る技術を覚えた。もちろん独学。本棚にはJISなど専門書、技術書が並ぶ。「専門は部品加工。されどお客様から金型を造り、成形加工までやってくれないか」と、言われればお断りする理由がない。喜んでお応えすることを信条にしている。
成形機は持たない。お客さんから成形加工まで頼まれれば、造った金型で客先のプレス機にセットし、部品納品までする。金型の不具合、修理が発生すればその場で修正することもいとわない。お客さんに信頼される秘訣はここ。
「頭の中で型の展開図を描ければ一人前。センスを磨け」と、自らも含め教育に力を入れる。そして、「自分がイケてる、と有頂天になる。技量がどこにあるのか」を知るために講習会によく参加する。カービーミシマの強さはここにある。

三嶋彫刻三嶋勝本社相談役。_R
会社メモ

代表者=本社相談役・三嶋勝氏
創業=1966年
従業員数=15人
売上高=1億5,000万円
本社=大阪市東住吉区今川6-5-27
電話06・6703・3404 Fax06・6703・4599
E-mail:smishima@kawachi.zeq,ne.jp
工場:三嶋彫刻 大阪市八尾市竹淵3-156
カービ‐ミシマ 大阪市平野区瓜破南2-1-13
設備機械=マシニングセンタ6台、NC放電加工機10台、NCワイヤ放電加工機6台、細穴高速放電加工機2台、平面彫刻機2台、3次元CAD5台、2次元CAD3台、3次元測定機1台など。
各種金型部品=冷間鍛造型、熱間鍛造型、プレス型(医療、自動車各パーツ部品)、抜き型(紙、ゴム、ビニール)、特殊パンチ台(特殊鋼)、ダイカスト型、食品型、プラ型、三次元CADマシニング加工、NC三次元測定機、精密型部品、精密刻印、文字・デザインNC彫刻、NC放電用電極、試作品、3次元測定~倣い加工の企画製作など。

金型新聞 平成26年(2014年)11月14日号

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