金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

21

新聞購読のお申込み

ソディックが金属3Dプリンタで
プラ型のキャビ・コア製作

★DSCF1093_R

 ソディックはこのほど、金属3Dプリンタを活用し、コネクタのハーネスカバーのプラスチック金型の製作に成功した。従来の製法と比べ、金型製造コストを6割削減し、成形サイクルも2割短縮した。

製造コスト60%減

 同社の金属3Dプリンタ「OPM250L」を導入した、子会社のソディックエフ・ティが製作した。これまで金属3Dプリンタでプラスチック金型を作ることもあったが、意匠面や精度の問題から製品表面部に影響の少ない、コア側のみを作るケースが多かった。今回、加工精度±0・01㎜と、メルティング率99・99%を実現していることで、キャビティも3Dプリンタで製造した。

 一体製作できる強みを生かし、部品点数を従来の金型よりキャビティで20分の1、コアで15分の1と大幅に削減。これに伴い、設計のリードタイムを96時間から64時間と33%短縮。製造リードタイムも54日を24日と55%短くした。最適な三次元冷却配管で温度制御が正確となったことで、スライドが不要になるなど、金型構造の簡素化にもつながった。
 これらの効果により、従来の工法に比べ、金型製造コストを61%減らし、成形サイクルでは23・5秒から18・5秒と21%短くすることに成功した。

金型新聞 平成27年(2015年)12月10日号

関連記事

がんばれ!日本の金型産業特集  <br>協和精機製作所 小暮 朋夫 社長

がんばれ!日本の金型産業特集
協和精機製作所 小暮 朋夫 社長

最小R0.1mmの加工技術 ナノ技術追求したレンズ金型  「誰でも出来る金型ではなく、誰にも出来ない金型を目指したい」と話すのは小暮朋夫社長。ナノ加工技術を追求し、自動車用ヘッドランプのリフレクターに磨きレスの鏡面加工を…

金型づくりの課題解決<br>−ヴァーチャル技術提案−

金型づくりの課題解決
−ヴァーチャル技術提案−

 金型メーカーの競争力強化に向けた積極姿勢は衰えることがない。今、新コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、インターモールドをはじめ様々な展示会・イベントが中止されているが、一方で、自動車の電動化や5G、IoT、働き方改革…

2025年6月金型生産実績 前年同月比 0.3%減の248億円

プレス用金型は9.9%減、プラ用金型は3.6%増 2025年6月の金型生産は、前年同月比0.3%減の248億2,163万円となった。前月比では16.1%の大幅減だった。数量は前年同月比7.5%減、前月比では12.4%減と…

10月の金型生産実績

10月の金型生産実績

前年同月比 5.2%増の315億7,300万円 プレス型は21.8%増、プラ型は4.2%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年10月の金型生産実績をまとめた。それに…

進化する技能伝承【特集:技能伝承最前線】

金型メーカーやプレス部品メーカーがデジタル技術や暗黙知の定量化による技能伝承にチャレンジしている。MR(複合現実)によるマニュアルで新人が経験者並みの作業をできたり、トライ結果を蓄積し改善方法を導きやすくしたり。熟練技能…

トピックス

関連サイト