モータコア金型生産2・5倍 黒田精工(川崎市幸区、044・555・3800)は、モータコアの生産体制増強のため、長野工場(長野県池田町)で第8工場と倉庫棟を新設した。工場及び倉庫面積は約2100㎡。約16億5000万円を…
ムトウ 中国での金型立ち上げを支援するサービスを開始
プラスチック金型メーカーのムトウ(東京都江戸川区、03・3656・8651) は、 中国での金型の進捗確認やトライの立ち合いなど代行する、 「金型立ち上げ支援サービス」を開始した。コロナ禍で中国出張や現場への訪問が難しいことに加え、出張費を抑えたいというニーズに対応する。
同社が受注した金型に限らず、サポートが必要な現場に、現地子会社の日本人技術者が訪問し、要望に応じた支援を行う。例えば、金型の進捗確認、トライの立ち合い、それらに付随する業務の報告、入れ子の画像や動画を撮影しながら、打合せするなど、金型の立ち上げをサポートする。
対応する金型はプラスチック型がメインで、必要であれば中国全土で対応する。料金はサービス内容や地域によって異なる。
コロナ禍によって、中国に委託先工場がある日系ユーザーなどから「金型の立ち上げ業務だけでも手伝ってもらえないか」という声が増えてきたため、事業化した。将来的には、そこでサポートした金型のメンテナンスや新規の金型受注につなげたい考え。武藤嘉行社長は「金型に明るい日本人技術者がサポートするので、細かなことでも相談頂きたい」としている。
金型新聞 2023年2月10日
関連記事
自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマ(鳥取県鳥取市、0858-85-3380)は、本社工場の敷地内に機械加工棟を増設する。真空熱処理炉や3次元レーザー加工機などを新たに導入するほか、古海工場の設備を集約する。デジ…
超ハイテンと大型化技術極める 1・5Gpaクラスまでの超ハイテン材向けのプレス金型を強みとするウチダ。このほど新日本工機と共同で、金型の最終調整に必要な肉盛り溶接工程の自動化を実現した。狙いは「溶接に関わっていた技能者を…
金型材で困りごとは? 11月まで 大同特殊鋼は8月から日本全国の金型メーカーらを対象としたアンケート調査を実施する。金型材の使用状況や、困りごとなどをヒアリングし、材料開発につなげる。 本紙発刊の「金型工場名鑑」のデータ…
DXの本質は利益を生み出すことにある。以降では、DXによって「売上げを上げて利益を生み出す」方法と「コストを下げて利益を生み出す」企業のそれぞれの取り組みを取材した。 金型の長寿命化、自動化へ 冷間鍛造金型を手掛けるニ…