深絞りや鍛造 つなぎ目の無い箱、凸の形をした輪(写真)。箱はリチウムイオン電池のケース、輪は部品を結合する金具。これからはともに手のひらにのるほどの小ささ。プレス金型メーカーのシグマが製作した自動車のプレス部品だ。 …
幸和電熱計器が小型の応力測定器

工業用ヒーターや金型部品を取り扱う幸和電熱計器(大阪市東成区、06・6972・3281)は、プレス品、鋳造後の仕上げ品、金型などの残留応力を測定できる応力測定器「K―OMX」を発売し、好評を得ている。従来品と比べ、小型化(装置サイズ:0・35㎡、重量:80㎏)し、持ち運びを可能にした。
X線で金属内部の結晶構造(間隔)を測定する事で、表面応力を非接触・非破壊で測定可能。さらに付属の電解研磨装置を使用することで、内部応力も測定できる。また、省エネルギーのX線発生装置を使用しているので、低消費電力で運用でき、コストダウンにも貢献。
ワーク位置を変位センサーで測定し、設置高さによる応力値誤差を自動補正する機能を搭載。これにより、ワークの位置がずれても、簡単に芯出しができる。
インライン化などへのカスタム対応も行っており、大手自動車メーカーにも納入実績を持つ。
金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号
関連記事
一体鋳造の流れ加速 「ギガキャスト」は今年最も注目を浴びたワードの一つ。定義は明確に決まっていないが、6000tを超える型締め力(1万6000tも発表されている)のダイカストマシンで複数の部品を一体成形する技術だ。 トヨ…
マイクロ・ナノテクスチャリングを学ぶ 日本金属プレス工業協会(高木龍一会長)は2月18日、「プレス技術とマイクロ・ナノテクスチュアリング」をテーマに、金属プレス加工技術研究会をオンラインで開催する。 金型にマイクロディン…
前年同月比3.3%増の291億3,900万円 プレス型は15・6%増、プラ型は5・9%減 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年11月の金型生産実績をまとめた。それによ…
生産性の向上、人手不足への対応、人を介さないことによる品質向上—。目的や狙いは様々だが、金型メーカーにとって自動化は待ったなしだ。しかし、自動化には様々な変化が伴う。機械設備の内容もこれまでとは異なるし、自動化を進めるた…


