顧客創造型の営業支援ツールを販売 冷間鍛造金型などを手掛けるヤマナカゴーキン(大阪府東大阪市、072・962・0676)は営業支援ツール開発や中小企業向けDX支援を行う新会社『セーレンス』(東京都中央区、03・6280・…
東京鋲螺工機がタイに工場

冷間鍛造用金型メーカーの東京鋲螺工機(埼玉県新座市、048・478・5081)は今年7月、タイ工場を稼働させた。ネジやベアリングなど精密部品向け金型の生産や修理を手掛け、東南アジアやインドに拠点を持つ自動車関連の日系メーカーに納入していく。日本人2人を含む10人体制でスタートする。
一昨年12月、アユタヤとバンコクの間にある工業団地に海外子会社「東京鋲螺(タイ)」を設立。東南アジアやインドに冷間圧造・鍛造用金型メーカーが少なく、とくに現地で試作開発を行う日系企業から要望を受けて進出した。なかでもタイを選んだ理由について「他の東南アジア諸国に比べ、金属加工業の歴史が深く、技術的に優れた人材が多い」(高味寿光社長)とする。
工場には、最新鋭のマシニングセンタや放電加工機などを設備し、「日本品質の金型づくり」(高味社長)を目指す。同社では、5年前からマシニングセンタを使った超硬合金の直彫り金型「Tokyo‐ACE」に取り組んでおり、タイ工場でも日本と同じ機械を設備し、量産体制を整える。
「現時点では、単純な金型がメインだが、技術者を育て、将来的には日本と同等の難しい金型も生産していく」(高味社長)と人材育成に注力し、技術力の強化を狙う。すでに月600万円ほどの受注があり、2016年度には売上1億5000万円を目指す考えだ。
金型新聞 平成27年(2015年)8月10日号
関連記事
Aブランド高硬度鋼用超硬ボールエンドミルシリーズ 現場の課題 金型加工で特に増えている高硬度材の加工を高効率化したい。 提案・効果 Aブランド新製品の高硬度鋼用超硬ボールエンドミル高能率型4刃「AE-BM-H」と高精…
DMG森精機は工作機械のマニュアルをデータで顧客に提供するデジタル化を5月から始めた。操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリストをデジタル化しパソコンで一元管理することで必要な情報に素早くアクセスでき、業務の…
前年同月比3.9%増の265億1,300万円 プレス型は6・3%増、プラ型は6・3%減 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年1月の金型生産実績をまとめた。それによ…
NTTデータエンジニアリングシステムズ(東京都大田区)は7月、沖縄県うるま市に、5軸加工や自動化を支援する「Mold Future Space‐OKINAWA(MFS)」を開設した。まずは5軸加工機の販売から加工ノウハウ…


