金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

05

新聞購読のお申込み

武林製作所の技術者2人が受賞
八尾ものづくり達人・なにわの名工若葉賞

高度な仕上げ、磨きの技能

DSC07546_R DSC07538_R
▲八尾ものづくり達人に選ばれた角谷氏

DSC07531_R DSC07529_R
▲なにわの名工若葉賞を受賞した山中氏

 金型の耐久性や成形の品質を高めるためにする、最終工程の手仕上げと、鏡面磨き―。歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の工場長・角谷秀利さんと技術者・山中慎也さんが、それぞれが持つ金型づくりの高度な技術を評価され、2014年の「八尾ものづくり達人」(八尾商工会議所)と「なにわの名工若葉賞」(大阪府)に選ばれた。

 金型の手仕上げで八尾ものづくり達人を受賞した角谷さんは、金型づくりの最終工程で微調整をする高度な技能を持つ。僅かなグイチを修正して歯ブラシで口の中に傷をつける原因のバリをなくし、熱膨張を計算に入れ摺動面に微かな隙間をつくることで黒ズミを抑えて成形のトラブルを減らす。さらには古い金型も長年の経験で使えるように修理する。
 一方、金型の鏡面磨きでなにわの名工若葉賞に選ばれた山中さんは、金型に光沢のある表面をつくる優れた技能の持ち主。砥石を使ってツヤを出し、鏡のように輝くまで磨き上げる。金型の手磨きは、磨き過ぎがバリや成形不良の起因となるが、山中さんは金型の合わせ面を5μmの面粗さで仕上げるという。
 角谷さんは、「嬉しいが、不本意な仕事をしてはいけないというプレッシャーを今まで以上に感じる。この技能を若い世代にも伝承していきたい」。山中さんは「失敗も沢山あった。仕事の時間以外にも練習を重ね、腕を磨いてきた。その成果が認められてとても嬉しい」。
 武林製作所の技術者で、八尾ものづくり達人となにわの名工を受賞したのは、両賞を受賞した前工場長の山口勝彦さんを合わせて3人となる。武林美孝社長は「今回の受賞は2人の日々の研鑚に加えて、社員みんなの協力があったからこそ。次の賞にも挑戦して会社の力の底上げにもつながって欲しい」。

金型新聞 平成27年(2015年)1月10日号

関連記事

3Dプリンティング&AM技術の総合展「TCTJapan2025」 いよいよ開幕

1月29~31日、東京ビッグサイトで開催 最新の3Dプリンティングやアディティブマニファクチャリング(AM)関連技術が一堂に会する「TCT Japan 2025」が1月29~31日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区…

日本精機 金型流路洗浄液と装置を開発

分解不要でスケール除去 ダイカスト金型メーカーの日本精機(名古屋市守山区、052・736・0611)は、冷却水管内部のスケールや錆を除去できる洗浄液と専用装置を開発した。6月のインターモールド名古屋で発表する。高い洗浄効…

第5回プレス・板金・フォーミング展 MF–Tokyo 2017<br>今回の見どころは?

第5回プレス・板金・フォーミング展 MF–Tokyo 2017
今回の見どころは?

ハイテン、CFRPの加工技術 IoTや計測機器も 塑性加工に関する最新技術が一堂に集まる「MF-Tokyo 2017第5回プレス・板金・フォーミング展」が7月12日から15日まで、東京ビッグサイトで開かれる。主催は日本鍛…

放電精密加工研究所 大和事業所で自社展

サーボプレスや工場公開 放電精密加工研究所(横浜市港北区、045・277・0330)は9月22日、大和事業所(神奈川県大和市)でプライベートショーを開いた。プレス加工機やプレス部品の量産、金型などを手掛ける産業機械事業部…

大垣商工会議所 金型人材の育成口座を開催

8~9月で 大垣商工会議所は会員向けに、金型に関する業務の従事者、または今後金型事業を計画している事業所の若手社員を対象とする「金型人材育成講座」を8月から9月にかけて実施する。講座は座学(オンラインでの録画配信)と実技…

トピックス

関連サイト