金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

14

新聞購読のお申込み

武林製作所の技術者2人が受賞
八尾ものづくり達人・なにわの名工若葉賞

高度な仕上げ、磨きの技能

DSC07546_R DSC07538_R
▲八尾ものづくり達人に選ばれた角谷氏

DSC07531_R DSC07529_R
▲なにわの名工若葉賞を受賞した山中氏

 金型の耐久性や成形の品質を高めるためにする、最終工程の手仕上げと、鏡面磨き―。歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の工場長・角谷秀利さんと技術者・山中慎也さんが、それぞれが持つ金型づくりの高度な技術を評価され、2014年の「八尾ものづくり達人」(八尾商工会議所)と「なにわの名工若葉賞」(大阪府)に選ばれた。

 金型の手仕上げで八尾ものづくり達人を受賞した角谷さんは、金型づくりの最終工程で微調整をする高度な技能を持つ。僅かなグイチを修正して歯ブラシで口の中に傷をつける原因のバリをなくし、熱膨張を計算に入れ摺動面に微かな隙間をつくることで黒ズミを抑えて成形のトラブルを減らす。さらには古い金型も長年の経験で使えるように修理する。
 一方、金型の鏡面磨きでなにわの名工若葉賞に選ばれた山中さんは、金型に光沢のある表面をつくる優れた技能の持ち主。砥石を使ってツヤを出し、鏡のように輝くまで磨き上げる。金型の手磨きは、磨き過ぎがバリや成形不良の起因となるが、山中さんは金型の合わせ面を5μmの面粗さで仕上げるという。
 角谷さんは、「嬉しいが、不本意な仕事をしてはいけないというプレッシャーを今まで以上に感じる。この技能を若い世代にも伝承していきたい」。山中さんは「失敗も沢山あった。仕事の時間以外にも練習を重ね、腕を磨いてきた。その成果が認められてとても嬉しい」。
 武林製作所の技術者で、八尾ものづくり達人となにわの名工を受賞したのは、両賞を受賞した前工場長の山口勝彦さんを合わせて3人となる。武林美孝社長は「今回の受賞は2人の日々の研鑚に加えて、社員みんなの協力があったからこそ。次の賞にも挑戦して会社の力の底上げにもつながって欲しい」。

金型新聞 平成27年(2015年)1月10日号

関連記事

【金型応援隊】ジーシステム 改善重ね導き出した生産システム

多台持ちで生産効率化 ジーシステムはプレス金型用プレートなどの研磨加工を手掛ける。車の電動化や5Gの広がりを背景に電子部品向けの需要が拡大している。於保信一郎社長は、「さらに効率化して生産性を高め、需要に応えていきたい」…

国内事業を再整備 森久保哲司氏(パンチ工業 社長)【この人に聞く】

パンチ工業(東京都品川区、03・6893・8007)は今年、2025年3月期までの中期経営計画を発表し、最重点施策として「国内事業の再整備」を掲げた。販売拠点の統廃合や、連結子会社の解散などによる経営合理化を図り、特注品…

三菱重工工作機械 日本電産マシンツールに社名変更

三菱重工業は、100%出資子会社である三菱重工工作機械の全株式の日本電産への譲渡が8月2日付で完了した。 これに伴い、三菱重工工作機械は、「日本電産マシンツール株式会社」に社名変更した。 日本国内の営業部門およびアフター…

明星金属工業 社長と行く1日社員体験

金型の製造現場を見学 自動車のプレス金型を手掛ける明星金属工業が今年4月から始めたのは、金型の生産現場を見学したり、型でおむすびを作ったりして1日社員体験できるイベント企画だ。金型づくりの現場やものづくりにおける金型の役…

社名をジェービーエムエンジニアリングへ<br>ジェービーエム

社名をジェービーエムエンジニアリングへ
ジェービーエム

M&Aも視野  5年で売上高30億円に  ジェービーエム(大阪府東大阪市、06-6744-7331)は10月1日、社名をジェービーエムエンジニアリングに変更し、CAD/CAMソリューションを中心に、積層造形や計測…

トピックス

関連サイト