金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

12

新聞購読のお申込み

武林製作所の技術者2人が受賞
八尾ものづくり達人・なにわの名工若葉賞

高度な仕上げ、磨きの技能

DSC07546_R DSC07538_R
▲八尾ものづくり達人に選ばれた角谷氏

DSC07531_R DSC07529_R
▲なにわの名工若葉賞を受賞した山中氏

 金型の耐久性や成形の品質を高めるためにする、最終工程の手仕上げと、鏡面磨き―。歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の工場長・角谷秀利さんと技術者・山中慎也さんが、それぞれが持つ金型づくりの高度な技術を評価され、2014年の「八尾ものづくり達人」(八尾商工会議所)と「なにわの名工若葉賞」(大阪府)に選ばれた。

 金型の手仕上げで八尾ものづくり達人を受賞した角谷さんは、金型づくりの最終工程で微調整をする高度な技能を持つ。僅かなグイチを修正して歯ブラシで口の中に傷をつける原因のバリをなくし、熱膨張を計算に入れ摺動面に微かな隙間をつくることで黒ズミを抑えて成形のトラブルを減らす。さらには古い金型も長年の経験で使えるように修理する。
 一方、金型の鏡面磨きでなにわの名工若葉賞に選ばれた山中さんは、金型に光沢のある表面をつくる優れた技能の持ち主。砥石を使ってツヤを出し、鏡のように輝くまで磨き上げる。金型の手磨きは、磨き過ぎがバリや成形不良の起因となるが、山中さんは金型の合わせ面を5μmの面粗さで仕上げるという。
 角谷さんは、「嬉しいが、不本意な仕事をしてはいけないというプレッシャーを今まで以上に感じる。この技能を若い世代にも伝承していきたい」。山中さんは「失敗も沢山あった。仕事の時間以外にも練習を重ね、腕を磨いてきた。その成果が認められてとても嬉しい」。
 武林製作所の技術者で、八尾ものづくり達人となにわの名工を受賞したのは、両賞を受賞した前工場長の山口勝彦さんを合わせて3人となる。武林美孝社長は「今回の受賞は2人の日々の研鑚に加えて、社員みんなの協力があったからこそ。次の賞にも挑戦して会社の力の底上げにもつながって欲しい」。

金型新聞 平成27年(2015年)1月10日号

関連記事

三起精工 大関専務が社長に就任

油圧プレスメーカーの三起精工(栃木県足利市、0284-72-2002)は4月1日、大関敏也専務が社長に就任したと発表した。仙波勝弘社長は代表権のない会長に就任した。 大関俊也(おおぜき・としや)氏は1971年生まれ。88…

INTERMOLD2018〜金型の未来〜<br>世界の加工技術一堂

INTERMOLD2018〜金型の未来〜
世界の加工技術一堂

最先端 競演378社 4月18日〜21日 インテックス大阪  4月18日(水)から21日(土)まで、大阪市住之江区のインテックス大阪で、インターモールド2018が開かれる。5軸制御マシニングセンタ(MC)やバレル工具、高…

令和4年全国新春金型座談会  オンラインで開催

どうなる金型業界 日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は1月6日、令和4年全国新春金型座談会をオンラインで開催し、約100人が聴講した。小出悟会長をはじめ副会長や各委員会委員長の計7人が出席し、「どうなる金型業界…

3Dプリンタと型技術のセミナー 10月21日に東京・渋谷で開催

日本3Dプリンティング産業技術協会は10月21日、東京都渋谷区のナガセグローバル人材センターで、「型技術と3Dプリンティング」をテーマにしたセミナーを開く。 金沢大学の古本達明教授が「3Dプリンタの金型への応用に関する研…

スペシャリスト
シブヤハイテクノ 渋谷公良 社長

 自らの強みを活かし、他分野に事業を広げていくことは経営においては常套(じょうとう)手段だ。シブヤハイテクノは創業以来、磨き続けてきた放電技術を武器に、この戦略を地で行く。形彫りやワイヤ放電の受託加工から始め、電極や、金…

トピックス

関連サイト