金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

14

新聞購読のお申込み

金型の祭典開幕 インターモールド2014 インテックス大阪

加工技術さらなる高み

5軸機や難削工具など毎回、金型加工の新技術が発表されるインターモールド。4月16日、インテックス大阪で開幕する第25回展ではどんな技術が登場するのだろうか。工作機械や切削工具などの出品製品や併催イベントの見どころに迫る。

3軸機・5軸機の新型

ここ数年、金型加工技術で最も進化したのは工作機械ではないだろうか。中でもマシニングセンタ(MC)は加工の高速化、熱変位の対応、5軸加工と急速に進化してきた。第25回展ではMCの技術革新に注目したい。
特に5軸は剛性や操作性を高めた新機種・改良機種が登場する。3軸も加工精度をより高め、加工ワークの領域を広げた機械が展示される。
これまで5軸は加工精度の面で敬遠される傾向があったが、今は金型の現場で見受ける機会も多くなった。一方3軸は今も金型加工で最も広く使われている主力の機械だ。
MC各社のブースでは実演加工や加工見本を展示する。各社を巡って機械の性能や使い易さを確かめたい。

鏡面の研削、高速の放電

ワイヤ放電や型彫放電、研削盤も新たな機種が登場している。
ワイヤや型彫は高性能電源により加工速度を高めたり、加工面の高品位化、段差加工の高精度化を実現した機械が出品される。研削盤はテーブルの反転駆動部にリニアモータを採用し高速加工を実現した平面研削盤や、6軸制御での鏡面加工技術が紹介される。
ワイヤや型彫、研削盤は金型の各種部品の加工で重要な役割を担う。各社の機種の特長をじっくりと見ておきたい。

IMG_0959
金型1面写真002
検出器002
高硬度材を切削加工

一方、切削工具は、超硬や焼き入れ材など高硬度材を加工できる工具が登場。新たな刃の形状やコーティングを採用し直彫り加工をできるようにしており、工具各社はエンドミルやドリル、リーマを出品する。
超硬や焼き入れ材は放電や研削で加工するのが一般的だったが、切削加工できれば加工時間の短縮やコスト削減につながる。用途に合う工具を見つけて高硬度材の加工に挑戦してはどうだろう。

測定は非接触、機上

測定機は、金型の3次元曲面を高精度で測れるレーザーの非接触測定機や、画像処理と接触式を複合した測定機やハンディタイプの3次元測定機が出品される。また工作機械に搭載し金型や工具の寸法や形状を測定できる機上測定機も紹介される。金型ユーザーの金型の品質要求が高くなるなか、より高精度に測れる機種や測定時間を短縮できる機種を見つけたい。

3D造形や車、航空機

今回のインターモールドは3D造形や自動車・航空機部品、金型・プレス技術など今注目のものづくりの技術も紹介される。3D造形では、造形機や設計ソフト、解析ソフトなどが出品されるほか、造形品の加工会社も出展する。自動車部品や航空機部品は加工機や材料に加え、加工企業が自社の技術を紹介。会期中はそれぞれ講演会やセミナーも開かれる。
今回のインターモールドは金型加工技術だけでなく、異なる分野や市場のものづくりの技術も体験できる場となりそうだ。

金型新聞 平成26年(2014年)4月16日号

関連記事

大昭和精機 超高精度加工も自動化、加工時の振れ限りなくゼロに【特集:金型づくりを自動化する】

非接触工具位置測定器「ダイナゼロビジョン」 切削加工をトータルでサポートする大昭和精機。注目は、高速回転中の工具長や工具径、振れを測定するのが「ダイナゼロビジョン」だ。「ダイナゼロチャック」と組み合わせて使用すると、動的…

マイクロリンク LED電球の販売開始

 工場向けIoTサービス「IoT GO」を手掛けるマイクロリンク(名古屋市西区、052-688-0521)はこのほど、LED電球の販売を始めた。同社は国内メーカーとタイアップし、高品質かつ低価格な商品をラインアップし、販…

10月の金型生産実績

10月の金型生産実績

前年同月比 2.6%減の299億8,800万円 プレス型は20.3%減、プラ型は2.7%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2015年10月の金型生産実績をまとめた。それに…

C&Gシステムズ AIQに量産管理に対応する新機能を追加

C&Gシステムズはこのほど、工程管理システム「AIQ(アイク)」の新バージョンの販売を開始した。量産管理に対応する新モジュールを新設し、金型だけでなく、成形メーカーでの適切な資材調達に貢献する。 アイクは金型メー…

ギガでアルミのニーズ高まる 木村鋳造所 木村崇専務インタビュー

薄肉の低圧鋳造技術を強みとするドイツのグルネバルド社と提携し、砂型鋳造で、アルミの試作部品を手掛ける木村鋳造所。同社の木村崇専務は「アルミの大型試作部品は急増している」と話す。試作はいずれ量産に移行するため、金型の動向を…

トピックス

関連サイト