金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

21

新聞購読のお申込み

4月の金型生産実績

前年同月比5.4%増の283億1,300万円
プレス型は6・0%減、プラ型は2・6%増
金型生産金額の推移
金型生産数量の推移

日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成27年4月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)10・8%増の5万9,584組、重量は5・6%減の1万579㌧、金額は5・4%増の283億1、300万円となった。

型別の生産実績は次のとおり

プレス型は数量3・6%増の9,428組、重量22・5%減の5,068㌧、金額5・9%減の93億4、800万円。鍛造型は数量9・1%減の10,261組、重量3・2%増の732㌧、金額2・1%増の24億2,900万円。鋳造型は数量6・5%増の427組、重量7・5%減の283㌧、金額1・4%減の5億8,200万円。ダイカスト型は数量15・2%増の728組、重量65・0%増の1,683㌧、金額52・0%増の39億7,800万円。

プラスチック型は数量7・3%増の3、245組、重量5・8%増の2,511㌧、金額2・6%増の103億6,700万円。ガラス型は数量22.9%増の2万8、871組、重量3.4%減の115㌧、金額9・1%減の2億2,900万円。ゴム型は数量119.1%増の1,308組、重量51・6%増の147㌧、金額82.2%増の8億4,900万円。粉末冶金型は数量1.7%増の5,316組、重量6・8%減の41㌧、金額2・1%増の5億3,100万円。

内製型は16.8%増の63億3,500万円

自家使用分(内製型)は数量が前年同月比9.1%増の6,258組、金額は前年同月比16.8%増の63億3、500万円となった。
プレス型=数量1、910組(同26.2%増)、金額13億5,800万円(32.9%増)。鍛造型=2,517組(4.1%増)、金額10億600万円(3.6%増)。鋳造型=数量56組(30・2%増)、金額1億9、400(78.0%増、ダイカスト型数量139組(16.8%増)金額10億3、500万円(59.2%増)
プラスチック型=数量552組(5.8%増)、金額24億円(0.3%減)。ガラス型=数量(―)、金額=(-)。ゴム型=数量237組(22.9%増)、金額3億300万円(50%増)。粉末冶金型=数量847組(17.0%減)、金額3,900万円(36.1%減)。

金型新聞 平成27年(2015年)7月2日号

関連記事

つながる、運ぶ、測る
広がる金型づくりのスマート化

 新しい技術を活用して製造プロセスを効率化する、金型づくりのスマート化が広まっている。IoT(モノのインターネット)技術で機械の稼働状況を監視・分析したり、様々なサービスを提供したり、無人搬送車(AGV・AIV)でワーク…

2024年3月金型生産実績 前年同月比 2.7%増の348億円

プレス用金型は10.3%増、プラ用金型は2.5%減  2024年3月の金型生産は、前年同月比2.7%増の348億3,853万円となった。前月比では31.5%の大幅増だった。数量は前年同月比2.4%減、前月比では40.4%…

進化への岐路
2020年 日本の金型

 2020年の金型業界はコロナ禍に翻弄された年になった。自動車産業を始めとしたユーザーの生産減や開発遅延などにより、金型需要は減少し、景況は悪化した。一方で、これまでと同じような活動ができないことで、ビデオ会議システムや…

ー測定機器ー<br>精度・スピードが進化、活用領域が拡大

ー測定機器ー
精度・スピードが進化、活用領域が拡大

付加価値生み差別化  金型メーカーのなかで、測定を重視する動きが広がっている。かつては「生産に貢献しないもの」とされてきた測定だが、測定技術の進歩によって品質の安定化や、生産性の向上など活用の領域が広がりつつあるからだ。…

金型が足りない?

金型が足りない?

電機など国内回帰 需要増、生産能力オーバー  2015年の工業統計(品目編)によると、金型出荷額は前年比で3・5%伸び、リーマンショック後と比べても15%増加するなど回復を示している。だが、20年間でみるとピークだった9…

トピックス

AD

FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Qua...

樹脂成型品の工程管理・不具合解析 樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分... 続きを読む

関連サイト