金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

20

新聞購読のお申込み

6月の金型生産実績

前年同月比4.9%増の287億8、600万円
プレス型は9・8%増、プラ型は1・5%増
金型生産金額の推移_R
金型生産数量の推移_R

日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年6月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)8・9%減の5万4,371組、重量は0・5%減の1万1,844㌧、金額は4・9%増の287億8千600万円となった。
型別の生産実績は次のとおり
プレス型は数量1.5%減の10、250組、重量5・4%増の7,148㌧、金額9・8%増の112億4,100万円。鍛造型は数量24・7%増の13,858組、重量1・5%増の691㌧、金額10・4%増の23億1,300万円。鋳造型は数量29・0%減の355組、重量9・0%減の252㌧、金額25・2%減の4億7、800万円。ダイカスト型は数量2・9%増の633組、重量15・7%減の1,055㌧、金額10・9%増の32億9,000万円。
プラスチック型は数量1・2%減の3、006組、重量1・7%減の2,435㌧、金額1・5%増の102億6,100万円。ガラス型は数量26.5%減の2万557組、重量12.3%減の121㌧、金額17・1%減の2億3、200万円。ゴム型は数量16.0%減の582組、重量26.9%減の95㌧、金額14.8%減の4億7,300万円。粉末冶金型は数量4.0%減の5,130組、重量0・0%の46㌧、金額9・6%減の4億9,700万円。

内製型は3.2%減の64億7,000万円

自家使用分(内製型)は数量が前年同月比6.5%減の6,228組、金額は前年同月比3.2%減の64億7,000万円となった。
プレス型=数量1、929組(同16.6%減)、金額18億800万円(19.1%減)。鍛造型=2,435組(5.0%減)、金額9億6,100万円(5.4%増)。鋳造型=数量38組(20・8%減)、金額1億1,700万円(47.8%減)。ダイカスト型=数量138組(39.4%増)、金額8億2,400万円(10・2%増)。
プラスチック型=数量538組(20.4%増)、金額25億2、700万円(9.0%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(-)。ゴム型=数量69組(23・3%減)、金額1億7、800万円(2.2%減)。粉末冶金型=数量1,081組(1.9%減)、金額5,400万円(9.9%減)。

金型新聞 平成26年(2014年)9月10日号

関連記事

丸順 22年3月期第3四半期決算

コロナや半導体不足 逆風下で売上増加 丸順の2022年3月期第3四半期の連結売上高は、前年同期比2.1%増の316億1300万円となった。営業利益は同34.4%減の19億6800万円、経常利益は同31.6%減の19億80…

進化への岐路
2020年 日本の金型

 2020年の金型業界はコロナ禍に翻弄された年になった。自動車産業を始めとしたユーザーの生産減や開発遅延などにより、金型需要は減少し、景況は悪化した。一方で、これまでと同じような活動ができないことで、ビデオ会議システムや…

金型2月生産実績 前年同月比4.8%増の268億2,000万円

プレス型は19.5%増、プラ型は7.7%減 2022年2月の金型生産は、前年同月比4.8%増の268億2,000万円となった。前月比では0.4%の微減。数量は前年同月比1.9%減だが、前月比では15.3%増と大きく増え4…

2023年鍛圧機械受注見通し 前年並みの3715億円

日本鍛圧機械工業会(北野司会長・アイダエンジニアリング常務)はこのほど、2023年の鍛圧機械受注額が前年並みの3715億円になると発表した。国内外ともに電気自動車(EV)関連や、半導体製造装置関連、省エネ設備関連向けの設…

藤本敏樹氏著「金型産業連関表作成の試み」

金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…

関連サイト