金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

29

新聞購読のお申込み

11月の金型生産実績

前年同月比 5.1%増の347億7,100万円

プレス型は3.3%増、プラ型は8.9%増

日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年10月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)9.7%減の5万1,981組、重量では20.7%増の1万2,963㌧、金額は5.1%増の347億7,100万円となった。

型別の生産実績は次のとおり

プレス型は数量4.9%減10,848組、重量47.1%増の6,695㌧、金額3.3%増の130億4,200万円。鍛造型は数量21.9%減の10,101組、重量4.1%増の861㌧、金額3.7%増の26億4,200万円。鋳造型は数量6.7%増の512組、重量0.4%減の298㌧、金額25.6%減の7億3,600万円。ダイカスト型は数量19.2%減の858組、重量22.9%減の2,046㌧、金額7.0%増の46億6,900万円。

プラスチック型は数量30.0%増の3,874組、重量1.0%増の2,750㌧、金額8.9%増の120億3,500万円。ガラス型は数量20.8%減の1万8,150組、重量20.0%増の125㌧、金額10.7%増の2億4,900万円。ゴム型は数量37.5%増の1,500組、重量2.1%増の145㌧、金額5.9%増の8億800万円。粉末冶金型は数量21.4%増の6,138組、重量32.0%減の42㌧、金額14.5%増の5億9,100万円。

内製型は2.0%減の100億700万円

自家使用分(内製型)は数量が前年同月比7.6%減の7,903組、金額は前年同月比2.0%減の100億700万円となった。

プレス型=数量3,079組(同20.7%減)、金額29億9,300万円(26.9%減)。鍛造型=2,929組(同9.6%増)、金額13億5,000万円(22.4%増)。鋳造型=数量51組(同0.0%増減)、金額1億8,500万円(同43.1%減)。ダイカスト型=数量189組(36.0%増)、金額17億2,300万円(18.5%増)。

プラスチック型=数量641組(1.6%増)、金額33億4,600万円(33.1%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(―)。ゴム型=数量301組(44.7%増)、金額3億8,100万円(同43.2%増)。粉末冶金型=数量713組(26.3%減)、金額3,100万円(同39.2%減)。

金型新聞 平成29年(2017年)2月10日号

関連記事

金型に押し寄せるCASE

 100年に一度の変革期と言われる自動車業界。それを語るときに欠かせないキーワードが「CASE」だ。「C=コネクテッド(つながる)」、「A=オートノマス(自動運転)」、「S=シェア(共有)」、「E=エレクトリック(電動化…

工業統計から読む 日本の金型の競争力

 かつて世界一の生産額を誇り、“金型大国”と呼ばれていた日本の金型産業。ピーク時には、年間で2兆円近い金型を日本で生産していた。しかし2000年以降、自動車や電機といったセットメーカーの相次ぐ海外移転による国内需要の減少…

【金型生産実績】前年同月比 7.8%減の276億7,500万円

プレス型は21.4%減、プラ型は8.4%減 2021年11月の金型生産は、前年同月比7.8%減の276億7,500万円となった。前月比では8.6%減。数量は前年同月比3.4%増で、前月比でも6.4%増の3万9,614組、…

3月の金型生産実績

3月の金型生産実績

前年同月比5.8%増の345億1,400万円 プレス型は1・6%減、プラ型は24・0%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年3月の金型生産実績をまとめた。それによる…

価格の引き上げ急務 業界を挙げた取引環境是正へ【特集:どうする値上げ】

金型の製造コストが上昇している。金型の母材として多く使われる工具鋼や、各種金型部品などが相次いで値上げされたためだ。加えて、工場稼働に必要な電気料金も依然、上昇傾向にある。金型メーカー各社は、取引先への価格の引き上げ交渉…

関連サイト