加工速度を66%向上 三菱電機は4月17日、大型金型向けのワイヤ放電加工機「MV4800R」を発売した。独自の制御や新電源の採用で、加工速度を従来比で66%向上させるなど、高い生産性を可能にした。 機械本体の熱変位を…
産業とくらしの関西グランドフェア2017
今回の見どころは
インテックス大阪 9月15・16日開催
ロボテクの魅力体感
ユアサ商事は9月15・16日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)6号館A・Bで「産業とくらしのグランドフェア2017」(以下GF)を開く。出展メーカーは昨年を16社上回る400社が出展する。高効率・高生産性・高機能を追求した最新鋭の工作機械や周辺機器、切削工具関連、省人化機器などを展示するほか、テーマゾーンでは、ロボットやIoT関連のデモを行い、来場者に最先端技術を体感してもらう様々な工夫が凝らすなど新たなビジネス創出を目指し、目標受注額248億円(工業系114億円、建設系134億円)、来場者数1万3500人を見込んでいる。
今回で40回目を迎えるGFは「Growing Togetherともに挑む。ミライの産業とくらし」を展示会テーマとした。関西支社の岡部文雄支社長は「業界トップレベルの収益構造を持つ複合専門商社グループへの成長を目指す。今回は新たにスタートした新中期経営計画を具現化する」と話し、展示内容や企画に力を注ぐ。特にテーマゾーンの「ロボ&IoT」は双腕ロボットでの食品搬送や協働ロボットでのワーク搬送、追従型運搬ロボットを用いた人追従デモなど最新のロボットシステムを披露し、少子高齢化対策や働き方改革、生産性向上を図りたいユーザーに、自動化による製造現場の人手不足解消や作業者の負担軽減などを提案する。もう1つの見どころが「レジリエンス&セキュリティ」。BCPに取り組む企業に役立つ発電や蓄電などのレジリエンス商品が一堂に披露される。
また、特別講演に公立はこだて未来大学の松原仁副理事長を招き、「人工知能が拓く産業とくらし」をテーマに、人口知能で産業やくらしがどう変化するか、人工知能が提供する新たな価値とは何かを分かりやすく解説するなど、ロボット展示と併せて聴講したい。
また、体験コーナーも昨年より充実した内容だ。「近未来の産業とくらし」をテーマに、昨年人気を博した現場の様々な作業負荷を軽減する「パワーアシストスーツ体験」や、空中でパソコン画面が浮き上がる「空中ディスプレイキッチン体験」、地震が起きても慌てず対応できるように揺れを体感する免震車を用意するなど新企画も登場する。
金型新聞 平成29年(2017年)9月10日号
関連記事
プレス型は28.9%減、プラ型は17.9%減 2020年8月の金型生産は、前年同月比26.8%減の238億3,700万円と大きく落ち込んだ。前年8月は17.6%増と前々年よりも大きく伸びており、変動幅が大きくなった。前…
PART3 狭山金型製作所 社長・大場治氏に聞く「事業承継」 60歳で「引退宣言」経営以外にやりたいことを「朝活」で考え方を伝える 55歳の時に60歳で社長を退くと社内外に「引退宣言」をしました。今59歳なので、あと1年…
三菱重工工作機械は、小型から大型まで様々な金型加工をサポートする同社の加工機や技術をオンラインで提案する「INTERMOLD2020 ONLINE」サイト(クリックで移動)を7月1日から同社ホームページ上に開設した。 …
多台持ちで生産効率化 ジーシステムはプレス金型用プレートなどの研磨加工を手掛ける。車の電動化や5Gの広がりを背景に電子部品向けの需要が拡大している。於保信一郎社長は、「さらに効率化して生産性を高め、需要に応えていきたい」…