金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

21

新聞購読のお申込み

日本金型工業会 創立60周年を祝う
存在感高める活動を

金型工業会60周年 記念式典の様子

記念式典の様子

金型工業会60周年 牧野会長

牧野会長

 日本金型工業会(牧野俊清会長)は11月24日、東京都港区のインターコンチネンタル東京ベイで、「創立60周年」と「金型の日」の記念式典を開いた。会員企業ら約290人が出席し、60年の節目と、新たな門出を祝った。

 式典に先立ち、政策大学院大学の橋本久義名誉教授が「日本のものづくりを支えた金型産業」をテーマに講演。「複雑・精密など面倒な需要は日本に来ており、さらにその傾向は強まる」とし、「日本の金型がより必要となる」と話した。

 牧野会長は「みなさんのおかげで60周年を迎えることができた」と謝辞を述べ、「世界で日本の金型産業がどのような存在感を構築すべきかを課題として活動していきたい」と挨拶した。続いて、中里栄専務理事が日本での金型の興りから、現在までの工業会の足跡や成果を紹介した。

金型マスター制度の認定者発表も

 その後、11社が受賞した経済産業省製造産業局長賞をはじめ、功労者表彰、永年勤続優良社員表彰などが行われた。

 また、60周年を記念して今年からスタートした「金型マスター認定制度」の認定者の発表も実施された。

金型新聞 平成29年(2017年)12月10日号

関連記事

板鍛造プレスによる金型内ねじ転造工法の確立【金型テクノラボ】

雄ねじの加工では鍛造と切削や転造などの2つ以上の工程を必要とする。工数が多くなるため、リードタイムの悪化やコストアップという課題が指摘されてきた。当社ではコンパクトな「ねじ加工性金型」を開発し、金型内で一貫してねじ転造が…

第2回大阪テクノマスターセミナー 椅子張り師の観る力

切削工具の外観検査も 第2回大阪テクノマスターセミナー(主催:Garage Minato)が9月15日、成光精密(大阪市港区)で開かれ70人以上が参加した。第1部では大阪テクノマスターでソファセラピストの十河正明氏が椅子…

ソディックが3Dプリンタを開始

ソディックが3Dプリンタを開始

金属凝固+切削加工 ソディックは金属3Dプリンタ事業に参入する。粉末金属凝固と切削加工を1台で行う「OPM250L」を開発、10月から販売を開始する。3Dプリンタに必要な加工技術などをワンストップで提供するのが特長だ。 …

AM関連技術が一堂
TCTJapan2020

最新技術や活用事例も  最新の3Dプリンティングやアディティブマニファクチャリング(AM)関連技術が一堂に介する「TCTJapan2020」が1月29日~31日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。主催…

年頭所感

※紙面の都合により、主旨が変わらない範囲で一部編集して掲載しています。 PART1:日本金型工業会 小出 悟会長「役立つ仕組みづくり」PART2:経済産業省 製造産業局素形材産業室 谷 浩室長「環境変化はチャンス」PAR…

トピックス

AD

FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Qua...

樹脂成型品の工程管理・不具合解析 樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分... 続きを読む

関連サイト