プレス用金型は2.3%増、プラ用金型は17.7%減 2025年2月の金型生産は、前年同月比6.7%減の247億378万円となった。前月比では11.0%増だった。数量は前年同月比9.6%増、前月比では26.1%の大幅増とな…
創業90周年迎える
イワタツール

焼入れ鋼用ドリルなどを製造するイワタツール(名古屋市守山区、052・739・1080)は創業90周年を迎え、2月19日に本社工場見学会ならびにキャッスルプラザ(名古屋市中村区)で記念祝賀会やパネルディスカッションを開き、関係者など約270人が出席した。同社は1928年に創業者の岩田千代吉氏が名古屋市熱田区でセンタードリルの製造・販売を始め、30年にバンドグラインダーの製造を開始。戦時中は航空機部品の製造にも携わる。戦後はハイス熱処理など事業を拡大させ、94年に超硬工具に参入。現在は焼入れ鋼用ドリルの「トグロンハードシリーズ」など独自技術を用いた工具製造やタイ工場や中国の販売網を構築するなどグローバルに力を入れ、欧州でも販売を拡大。3代目となる岩田昌尚社長は「90年間、真面目にものづくりしてきた」と長い歴史を振り返りつつ、近年はIoTなどデジタル化による切削工具の新たな可能性を模索している。

「戦後は10人ほどでやっていた」と語ったのは岩田吉廣会長。終戦後のスプーンや米櫃などを製造していた時代を回想し、バンドグラインダーの販売、センタードリルの量産化、熱処理など幅広く事業を展開させた。「技術、品質の改良を徹底してきたことは現社長にも引き継がれている」と同社のDNAを紹介。続いて登壇した岩田社長は中学時代からコンピュータに夢中だったことをきっかけに、現在取り組むIoTやインダストリー4・0の世界を「夢だった」とし、本社工場はIoT活用による稼働状況の管理を実現。また、様々な人との出会いや得意とする小径工具開発のきっかけとなったセンタードリルの小径化に取り組んだことなどを披露。今後は「IoTは刃物の性能をもっと引き出す技術として取り組んでいる。それと海外を柱の1つにしなければならない。今日は当社のやりたいことを知ってもらえれば」と話し、続けて行われたパネルディカッションでは「コネクティッドインダストリーズと切削工具」をテーマに、識者を招いて熱い議論を交わした。
切削工具の未来を展望
IoTなど新たな領域
同社はグループ含め約80人が世界で活躍する。祝賀会では海外拠点責任者やパートナーが駆け付け、お祝いの言葉を贈った。挨拶に立った機械工具商社である安藤の安藤仁己会長は「イワタツールとは販売代理店として80年近く取引させて頂き、戦前・戦中・戦後と順調に成長されてきた。驚きは戦前のカタログを見ると、英語が併記されていて、この時から海外展開を考えていたのではないかと思う。今では製造拠点や販売拠点が海外にあり、創業者の意思が引き継がれていると感心している」と語り、イワタツールと新工具のプロジェクトも進めているとも。岩田社長は「100周年に向けて、企業規模や設備、資金が必要だが、やりたいことをやる」と笑顔を見せ、出席者たちとの交流を楽しんだ。
金型新聞 2019年4月10日
関連記事
金型の魅力を届ける元タカラジェンヌ 元宝塚歌劇団男役で、昨年から「金型大使」として活動を始めた。静岡県内を中心に金型メーカーを訪問し、エンターテインメントの世界で培った研ぎ澄まされた感性を武器に新たな角度から金型の魅力を…
最新のAM関連技術が集結 最新の3Dプリンティングやアディティブマニファクチャリング(AM)関連技術が集結する「TCT Japan 2026」が1月28~30日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)の南3ホールで開催…
全てが一品物の自動車用プラスチック金型は、工程管理の最難関と言われる。最新鋭のCAD/CAMシステム、多種多様な工作機械など豊富な設備に加え、それを操作する若き金型エンジニア、腕の立つ職人が不可欠で、さらなる生産性向上を…
テクノコート(静岡県藤枝市、054・646・1721)はこのほど、ファイバーレーザ肉盛・溶接装置「スマートレーザー」の肉盛・溶接用ハンディトーチ「スマートゴーグル+スマートトーチ」(特許出願中)を開発した。小型トーチに…


