金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

27

新聞購読のお申込み

ミツトヨ、三次元測定の最上位機種を発売

サブミクロン台の精度、筐体デザインも刷新

ミツトヨ(川崎市高津区、044・813・8201)はこのほど、CNC三次元測定機の最上位機種「LEGEXシリーズ」を改良した「LEGEX匠」を発売した。サブミクロン台の測定精度を実現。精密金型や工作機械、半導体製造装置、マスターゲージなどの高い測定精度が要求される分野のニーズに対応する。

測定精度は最大許容長さ測定誤差(0・23+0・7L/1000)μmと従来機比26%向上。1mのものを測定した場合、従来機の測定誤差が1・28μmだったのに対し、「LEGEX匠」では0・93μm以下を実現する。

従来機から誤差要因となっていた温度変化による本体の変形や歪み、プローブ誤差などを分析、排除。また、XYZ軸の駆動部摺動面や、本体構造部品の締結部分などは、同社制度で認定する「匠マイスター」と呼ばれる熟練技能者による超高精度ラップ技術や仕上げ技術を活用し、高精度化を図った。

筐体デザインも刷新し、他製品との統一感を表現した。測定範囲(X・Y・Z)は500・700・450㎜~900・1000・600㎜。製品ラインアップは測定範囲によって、4機種を揃える。

金型新聞 2023年10月10日

関連記事

類似のCADを検索<br>NTTデータエンジニアリングシステムズ

類似のCADを検索
NTTデータエンジニアリングシステムズ

金型向けクラウド新版  NTTデータエンジニアリングシステムズ(東京都大田区、03-5711-5331)はこのほど、金型向けのクラウドサービス「Manufacturing—Space(MS)」の最新版のサービスを開始した…

銅合金の拡販に注力
白銅

成形効率や品質向上を提案  非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)が金型向け銅合金の拡販に注力している。昨年からマテリオン社(米)の銅合金「モールドマックスHH」を国内で唯一在庫…

【金型テクノラボ】安田工業 Labonosによる試作樹脂型の自動造形

自動車や電子部品などの開発サイクルが短くなる中、製品開発における課題の一つとなっているのが試作品や試作用金型の製作だ。加工プログラムやジグを作る高度なノウハウが必要で、それにかかる時間も手間も負担が大きい。しかし切削加工…

チバ・テクノ 高速ワイヤ「EZシリーズ」を刷新

低価格化を実現 チバ・テクノ(神奈川県横浜市、045-473-9933)は高速加工用ワイヤ電極線「EZシリーズ」を刷新し、「新EZシリーズ」として販売を開始した。製造プロセスを見直すなどして、品質を高める一方で価格低減も…

極短パルスレーザーによるパンチエッジの先鋭化とナノ構造化【金型テクノラボ】

ダイヤモンドコーティングは工具寿命を向上させるために広く用いられている。一方でその表面粗さおよび高硬度ゆえに、モータコアやコネクタなどの製造用精密パンチが求める目的形状に加工するのが難しいという課題がある。本稿では極短パ…

関連サイト