自動車用ヘッドランプなどプラスチック金型を手掛ける名古屋精密金型(愛知県知多郡東浦町、0562・84・7600)は昨年、渡邊祐子氏が社長に就任し、金型メーカーの新たな可能性に挑戦。地元である東浦町の特産品であるぶどうを原…
スリーディー・システムズ・ジャパン データ化で金型の課題解決【金型応援隊】
スリーディー・システムズ・ジャパンは今年、ソフトウエア製品群のブランドを「OQTON」に統一。3Dスキャンデータを活用した金型製造や、保守・メンテナンスの効率化を提案している。

「データ化することで、金型の保管や起こし直しなどの課題を解決できる」(営業責任者の草壁直人氏)。同社では金型向けに2つのソフトを展開する。
一つは3DスキャンデータからCADを作成する「Geomagic Design X」。他社が製作した金型の修正や再製作を容易にする他、現物での型保管も不要にする。もう一つが3Dスキャンデータを使った測定ソフト「Geomagic Control X」。合否判定だけでなく、傾向分析も可能。金型の予知保全などに活用できる。
現在、無償トライアルを受付中。「まずはデータ化がどういうものかを体感してほしい」(草壁氏)。

会社概要
- 住所:東京都渋谷区恵比寿4‐20‐3
- 電話:03・5798・2510
- 代表者:山崎睦明氏
- 事業内容:各種3Dプリンタ、材料、ソフトウエア製品の開発・製造・販売・保守
- 従業員:30人
- 創業:2002年
金型新聞 2023年11月10日
関連記事
12000tの金型に対応 大型のダイカストマシンで、アルミ部品を一体鋳造する「ギガキャスト」。トヨタ自動車やリョービが参入を表明し、注目を集めている。ただ、国内でギガの量産金型を手掛けた企業はほとんどない。 三重県の共立…
自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマ(鳥取県鳥取市、0858-85-3380)は、本社工場の敷地内に機械加工棟を増設する。真空熱処理炉や3次元レーザー加工機などを新たに導入するほか、古海工場の設備を集約する。デジ…
2025年までに2.5倍に 黒田精工は昨年12月、モータコア金型などを手掛ける長野工場(長野県池田町)を拡張した。新たに設立した工場棟には300t大型高速プレス機や磁石の樹脂固着システムなどを導入。電気自動車(EV)市場…
大型や多数個取りにも対応 プラスチック成形用設備・システムの製造販売を手掛ける松井製作所(大阪市中央区、06・6942・9555)はこのほど、金型温度調節器「MC6シリーズ」を新発売した。同製品は、大型金型や多数個取りの…


