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多様な技能伝承サポートツール【特集:技能伝承最前線】

人手不足が叫ばれる昨今において、現場における新人教育を効率化し、技能伝承を推進させるデジタルサービスが数多く登場している。技能伝承のみならず教育プロセスの省人化・DX化に貢献し、現場全体の生産性も向上させる各社の製品を紹介する。

現場ノウハウを可視化

Tebikiが手掛ける動画マニュアル「tebiki」はスマホで撮影した動画に業務ルールの注釈や字幕などを編集することで熟練工の「カン・コツ」を作業者が手軽に学べ、新人教育を人から動画に置き換えることで、習熟度のバラツキも抑える。自動字幕機能に加えて100ヶ国語の翻訳にも対応しており外国人従業員の教育にも効果を発揮する。CAD/CAMや会計処理システムなどソフトウェアの操作手順を録画したデータもアップロードが可能だ。さらに同社は帳票管理システム「tebiki現場分析」も展開し、紙の帳票を端末で記録、承認、分析し、データ活用で効率的な現場分析が可能となり生産性の底上げを図る。

Video Stepの「Video Step」も同じく動画マニュアルサービスだが、パワーポイントのように直感的な操作で編集作業に手間が掛からず、専門的なスキルがなくても、図形挿入や文字挿入など直感的に行える。クラウドにアップロードされた動画はオフラインでもスマホやタブレットで閲覧できるので、座学だけでなく現場での作業工程の確認にも役立つ。こちらも自動字幕と翻訳機能を搭載している。「こういった製品は導入後すぐの費用対効果を見込むのは難しいが、失われると大きな損失にもなる技術を維持・向上させるといった意味では先を見据えた投資にもなるので、ユーザー様にはそのあたりもしっかりとアピールしていきたい」(竹次智優取締役)。

tebikiは、スマホで撮影した動画に業務ルールの注釈や字幕を編集し熟練のカン・コツを学べる

ブロードリーフの作業分析・最適化ソフト「OTRS」は、撮影した作業の動画を動作要素ごとに分析し、「無駄な作業」、「できればしたくない作業」、「付加価値を生む作業」に分類できる。

作業ごとの所要時間などをエクセルに出力でき、各工程の所要時間を見える化し、精密に分析することで、作業工程の改善に貢献する。分析結果を加工指示書や、撮影した動画をマニュアルとして活用もできる。

久野金属工業のリアルタイムチェックリスト型クラウドサービス「IoT GO DX」は、会社全体の全業務の標準化、マニュアル化、進捗状況の見える化(共有化)を図り、タブレットやスマホで確認できる。作業内容が表示され、作業忘れや確認ミスを未然に防ぎ、技能伝承と共に業務効率化とペーパーレス化も促進させる。

Skillnoteは、生産管理と人材スキルを一元化・可視化することで管理業務を効率化して、人材育成や人員配置、品質・生産・安全の維持向上などに貢献する。所属や入社日、受講実績などの条件から受講対象者リストを作成し、受講案内等、研修前後に送付が必要な一連のメールを自動送信、報告書やアンケートの回収をシステム上で完結させる。従業員の受講記録などの研修や教育に関する情報を一元管理し、従業員が受けた教育履歴とスキルを紐づけて管理、教育計画の立案、実施、評価、フォローアップといったPDCAを実現する。

金型新聞 2024年8月10日

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