組織 管理本部直轄のサステナビリティ推進室を設置 人事 4月1日付(敬称略) 取締役常務執行役員管理本部長総務人事部長サステナビリティ推進室長 青山秀美 取締役常務執行役員日本事業本部長部品事業部長 猪熊篤俊 執行役員武…
小出製作所 海外企業との提携でギガに挑む【特集:ギガキャストの現在地】
ドイツ企業と業務提携、ギガ金型の技術を学ぶ
まだ日本国内では、ギガキャスト向けの金型を設計製作した金型メーカーはいない。そこで、ギガ向けの金型で先行する海外企業のノウハウを取り込み、参入を狙うのが小出製作所だ。7月にはドイツのダイカスト金型メーカー、シェフラー社を中心とするSF Tooling Groupと業務提携した。
シェフラー社は欧州の自動車メーカーに、多くのギガ向け金型の導入実績を持つ。日本の自動車メーカーにギガ向けの金型の導入を狙いたい同社と、設計を中心とした製作ノウハウを吸収したい小出製作所の考えが合致した。
シェフラー社は小出井製作所に対し、日本の自動車メーカーにギガ向けの金型を導入する際のサポートや、導入後の日本でのメンテナンス拠点としての役割を期待している。小出製作所はそうした役割に加え「ギガ向けの金型で重要になるのは熱交換に関する技術とガス抜き技術。その機能の肝は金型設計にあるので、そのノウハウを吸収したい」(小出悟社長)という。
とはいえ、ギガ向けの金型をサポートするには大型の設備も必要になる。現在は実績がないため、大幅な投資はしていないが将来を見据え、設備の増強も検討している。

長崎工場にギガ向け金型の型合わせができるように大型のダイスポッティングの機能を持つ設備を調査しているという。また、「できる限り早いタイミングで、荷重能力60t超のクレーン設備の導入も検討したい」としている。
小出社長は「日本でのギガ向け金型はさまざまな制約から発生しないと考え、製品設計にて分割されメガキャストが主流となる。中国のように1万トン以上の設備は存在できない」と話す。しかし「大型のダイスポやクレーンは、従来の型づくりにおいても十分に活用できる」とし、今後の動向を見ながら、投資を検討する。またマシニングセンタなど、自社だけで不足する能力については、近隣の大型プレス金型メーカーなどとの協業も検討していくという。
会社概要
- 本社:静岡県磐田市森本1045
- 電話:0538・37・1147
- 代表者:代表取締役社長 小出悟氏
- 創業:1972年
- 従業員:87人
- 事業内容:ダイカスト用金型(小型~大型)、鋳造用金型
金型新聞 2024年9月10日
関連記事
デジタルマーケティングで見込客を獲得 近年は国内の金型市場が縮小しており、いかに新規開拓を行うかが大きな課題となっており、効率良く営業活動を展開するための仕組みやシステムの構築も求められる。年間の新規引き合い件数500件…
加工効率高める金型設計 歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の技術者、千田雄一氏と山中慎也氏はそれぞれ2024年の「なにわの名工」(大阪府)と「八尾ものづくり達人」に選…
組織変更 グループ全体の事業戦略、技術開発及び海外事業を統括する企画・開発本部を設置し、経営企画部及び事業開発部を位置付ける。 海外事業を事業戦略及び技術開発の観点から強化、管理するため海外事業本部を廃止し、その機能 を…
車減産の影響も増収増益 フィルタは計画上回る ニチダイの2021年4—12月期連結決算は、売上高が97億4800万円(前年同期比26.1%増)、営業利益が2億8800万円、経常利益が2億9800万円となった。 半導体不足…


