自動車用ライト金型に 牧野フライス製作所はこのほど、大型サイズの微細精密加工機「iQ500」を発売し、9月から出荷を開始する。既存の「iQ300」を一回り大きくし、高精度で大型化する自動車用ヘッドライトの入れ子金型など…
ブラザー工業 バリ取り専用マシンを発売
ダイカスト市場へ参入
小型マシニングセンタで有名なブラザー工業は新たにダイカスト素材のバリ取りに特化した専用マシン「デバリングセンター SPEEDIO DG‐1」を発売し、11月14日から開催された「j‐dec2024(2024日本ダイカスト会議・展示会)で展示した。ダイカスト部品の製造工程で発生する素材のバリ取りを目的に開発し、簡単かつ短時間での工程立ち上げが可能な使いやすさをコンセプトに効率的なバリ取りを実現し、ユーザーの人手不足や変種変量生産に対応する。
ダイカスト部品の製造工程は主に鋳造→鋳造した素材のバリ取り(トリミング)→機械加工(仕上げ)→洗浄→検査・出荷となる。同機種は鋳造した素材のバリ取りに特化した専用機に仕上げた。

主な特長は使いやすさを追求した独自の機能。加工経路の自動生成やタッチパネルでの経路補正、プログラムの自動変換などの機能を持ち、工程立ち上げも①ワーク上に代表点の教示②加工経路を自動生成③出てきた経路をNC画面で経路補正(タッチパネル)④加工プログラムへ自動変換と、NCプログラムの知識がなくても容易に短時間で工程立ち上げが可能だ。
オプションのティーチングコントローラを活用すれば、ゲーム感覚で設定でき、移動速度や力を抑える低トルク機能でミスが発生しても機械が異常を検知し停止するため、故障リスクも軽減できる。「ロボットや工作機械で加工経路を作成するには教示作業やNCプログラム修正を繰り返すため立ち上げに時間を要するが、当社専用マシンなら立ち上げ時間を約70%削減できる」と担当者は話す。

また、変種変量生産に対応し、幅360㎜×奥行き320㎜×高さ200㎜と広い加工エリアを持ち、治具設計の自由度も高く、主軸最高回転数2万回転、主軸テーパ穴は7/24テーパの15番。ピックアップ式ATC搭載で切削工具6本まで収納でき、バリ形状に合わせた工具選択が可能と最適な設計になっている。
同社では10月3~4日にかけ、テクノロジーセンター(愛知県刈谷市)で新製品発表会(セミナー含む)を行い、商社やユーザーなど大勢の来場者が訪れ、新たな専用マシンの機能チェックやサンプルワークを見学した。
金型新聞 2024年11月10日
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