金型は大量生産の治具から個別少量生産へとシフトしたことで、高品質な「個の量産」技術が求められている。そこで必要になるのが膨大に増えるデータの適切な管理や共有。本稿では新たなデータ連動テクノロジー「メタデータ」を活用し、製…
ブラザー工業 バリ取り専用マシンを発売
ダイカスト市場へ参入
小型マシニングセンタで有名なブラザー工業は新たにダイカスト素材のバリ取りに特化した専用マシン「デバリングセンター SPEEDIO DG‐1」を発売し、11月14日から開催された「j‐dec2024(2024日本ダイカスト会議・展示会)で展示した。ダイカスト部品の製造工程で発生する素材のバリ取りを目的に開発し、簡単かつ短時間での工程立ち上げが可能な使いやすさをコンセプトに効率的なバリ取りを実現し、ユーザーの人手不足や変種変量生産に対応する。
ダイカスト部品の製造工程は主に鋳造→鋳造した素材のバリ取り(トリミング)→機械加工(仕上げ)→洗浄→検査・出荷となる。同機種は鋳造した素材のバリ取りに特化した専用機に仕上げた。

主な特長は使いやすさを追求した独自の機能。加工経路の自動生成やタッチパネルでの経路補正、プログラムの自動変換などの機能を持ち、工程立ち上げも①ワーク上に代表点の教示②加工経路を自動生成③出てきた経路をNC画面で経路補正(タッチパネル)④加工プログラムへ自動変換と、NCプログラムの知識がなくても容易に短時間で工程立ち上げが可能だ。
オプションのティーチングコントローラを活用すれば、ゲーム感覚で設定でき、移動速度や力を抑える低トルク機能でミスが発生しても機械が異常を検知し停止するため、故障リスクも軽減できる。「ロボットや工作機械で加工経路を作成するには教示作業やNCプログラム修正を繰り返すため立ち上げに時間を要するが、当社専用マシンなら立ち上げ時間を約70%削減できる」と担当者は話す。

また、変種変量生産に対応し、幅360㎜×奥行き320㎜×高さ200㎜と広い加工エリアを持ち、治具設計の自由度も高く、主軸最高回転数2万回転、主軸テーパ穴は7/24テーパの15番。ピックアップ式ATC搭載で切削工具6本まで収納でき、バリ形状に合わせた工具選択が可能と最適な設計になっている。
同社では10月3~4日にかけ、テクノロジーセンター(愛知県刈谷市)で新製品発表会(セミナー含む)を行い、商社やユーザーなど大勢の来場者が訪れ、新たな専用マシンの機能チェックやサンプルワークを見学した。
金型新聞 2024年11月10日
関連記事
SIC‐EVO ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、片面2コーナーの三次元インサート使用により、切削抵抗を低減し切りくず排出性にも優れた肩削り加工用刃先交換式カッタ「SIC‐EVO(SSV形)」…
JIMTOFで初披露 日本電産マシンツールは、パウダDED方式を採用した金属3Dプリンタ「LAMDAシリーズ」に中型機「LAMDA500」を追加、9月1日から販売を開始した。 最大造形サイズは、航空・宇宙、自動車、建設機…
最短即日で出荷 ミスミグループ本社(東京都文京区、03- 5805-7050)は5月25日から、特注部品のオンライン受注加工サービス「meviy(メヴィー)」で最短即日出荷する緊急出荷サービス(ストーク)を開始した。エ…
射出成形金型の製作は、試作トライ→測定→補正指示→部品加工→試作トライを繰り返す。要求精度は様々だが、量産で寸法変化が少ない高品質かつ短納期での金型製作が求められる。これらの要求事項を満たすためX線CTを活用した金型補正…


