金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

03

新聞購読のお申込み

ブラザー工業 バリ取り専用マシンを発売

ダイカスト市場へ参入

小型マシニングセンタで有名なブラザー工業は新たにダイカスト素材のバリ取りに特化した専用マシン「デバリングセンター SPEEDIO DG‐1」を発売し、11月14日から開催された「j‐dec2024(2024日本ダイカスト会議・展示会)で展示した。ダイカスト部品の製造工程で発生する素材のバリ取りを目的に開発し、簡単かつ短時間での工程立ち上げが可能な使いやすさをコンセプトに効率的なバリ取りを実現し、ユーザーの人手不足や変種変量生産に対応する。

ダイカスト部品の製造工程は主に鋳造→鋳造した素材のバリ取り(トリミング)→機械加工(仕上げ)→洗浄→検査・出荷となる。同機種は鋳造した素材のバリ取りに特化した専用機に仕上げた。

主な特長は使いやすさを追求した独自の機能。加工経路の自動生成やタッチパネルでの経路補正、プログラムの自動変換などの機能を持ち、工程立ち上げも①ワーク上に代表点の教示②加工経路を自動生成③出てきた経路をNC画面で経路補正(タッチパネル)④加工プログラムへ自動変換と、NCプログラムの知識がなくても容易に短時間で工程立ち上げが可能だ。

オプションのティーチングコントローラを活用すれば、ゲーム感覚で設定でき、移動速度や力を抑える低トルク機能でミスが発生しても機械が異常を検知し停止するため、故障リスクも軽減できる。「ロボットや工作機械で加工経路を作成するには教示作業やNCプログラム修正を繰り返すため立ち上げに時間を要するが、当社専用マシンなら立ち上げ時間を約70%削減できる」と担当者は話す。

また、変種変量生産に対応し、幅360㎜×奥行き320㎜×高さ200㎜と広い加工エリアを持ち、治具設計の自由度も高く、主軸最高回転数2万回転、主軸テーパ穴は7/24テーパの15番。ピックアップ式ATC搭載で切削工具6本まで収納でき、バリ形状に合わせた工具選択が可能と最適な設計になっている。

同社では10月3~4日にかけ、テクノロジーセンター(愛知県刈谷市)で新製品発表会(セミナー含む)を行い、商社やユーザーなど大勢の来場者が訪れ、新たな専用マシンの機能チェックやサンプルワークを見学した。

金型新聞 2024年11月10日

関連記事

浜松工業技術支援センター SUS系粉末で金型造形

静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター(浜松市浜名区)は、ステンレス系粉末を用いたプラスチック用金型の造形技術を開発した。これまで3Dプリンタでの造形が難しいとされていたSUS420J2系金型材料に相当する粉末で残…

アルム NCプログラム作成完全自動化へ

金型製作における時間とコストのボトルネックの一つがNCプログラム作成。今なおノウハウを持つ技能者が手間をかけて作成することが殆どだ。だがアルムが開発したソフトウェア「ARUMCODE1(アルムコードワン)」は人工知能(A…

タムロン X線CTで製品データ補正、金型設計を効率化【金型テクノラボ】

射出成形金型の製作は、試作トライ→測定→補正指示→部品加工→試作トライを繰り返す。要求精度は様々だが、量産で寸法変化が少ない高品質かつ短納期での金型製作が求められる。これらの要求事項を満たすためX線CTを活用した金型補正…

金型づくりの課題解決<br>−ヴァーチャル技術提案−

金型づくりの課題解決
−ヴァーチャル技術提案−

 金型メーカーの競争力強化に向けた積極姿勢は衰えることがない。今、新コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、インターモールドをはじめ様々な展示会・イベントが中止されているが、一方で、自動車の電動化や5G、IoT、働き方改革…

型設計を効率化
ナノソフト

「3DQuickPress」+「3DSimSTAMP」 ナノソフトの公式製品紹介・お問い合わせは、こちらから 現場の課題  3次元でのプレス金型設計を実践する企業が増えつつある中で、さらなるリードタイム短縮やコスト削減を…

トピックス

関連サイト