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FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Quantum X FaroArmのご案内<AD>

樹脂成型品の工程管理・不具合解析

樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分析など、実寸把握や複数の部署間での情報共有など、さまざまな作業が発生します。

例えば、いくつもの工程を経てでき上がった製品Aに、凹みが見つかったとします。工程の最後からさかのぼって検証することはたいへん手間のかかる作業です。複数の工程のどこで不具合が起きたかを迅速に見つけることが、不具合に早く対応するカギとなります。

上の図は、FAROの3次元測定アームを使って、それぞれの工程にどのくらい誤差があるかを調べ、最終的にどの工程で不具合が起きたかを知ることができるプロセスを表しています。今までの「勘や経験に頼る推測」ではなく、数値で表され誰もが共通の認識を持てることが重要です。

工程間変化量の検証は、CADとの比較、OK/NG品の判定、設計変更した時の変化量の比較などにも活用できます。

試作・開発の部署においては、試作途中でスキャンしてCADと比較することで、各段階で不具合を検証できるため手戻りの削減につながります。手作りの試作品を設計へフィードバックすることも可能です。

生産技術では、さまざまな条件下で行った評価を、設備、工場、加工条件などへフィードバックすることができます。点の測定では数字のみになり、形状を想像するしかないですが、3Dで見える化することで、問題解決のための現状把握にかかる時間を短縮することが可能です。

樹脂成型品の測定について、詳しくは【樹脂成形品の工程管理、不具合解析でのQuantum Max ScanArm活用法】ウェビナーをご覧ください。

自動車シートの測定

2つ目の例は、自動車シートの測定についてです。触ると変形する柔らかい素材でできたシートのような製品は、接触式では評価が難しい測定の一つです。

接触測定だと左の図のようになります。触ると変形するので表面形状を測るのには習熟した技術が必要です。押しすぎたり届かなかったりして、でこぼこに測っている可能性が生じます。さらには点での評価となり、点と点の間は測定値が取れていないため、形状全体を正しく測定できていない可能性もあります。

右図のように3Dスキャナーを使うことで、下記のような利点があります。

・作業者の習熟度によらない測定が可能:FAROの測定アームは、短時間のトレーニングでもすぐに使えるように設計されています。

・点ではなく面での評価:測定点が面全体で取得できるため、形状全体を把握することができます。

・結果がトレーサブル:スキャンをすることでデータを部署間で共有したり、情報を後から抽出することが可能です。

自動車シートの測定について、詳しくは【自動車シート、測定からレポート作成までを効率化】ウェビナーをご覧ください。

ファロージャパンは、11月5日から東京ビッグサイトで開催される【日本国際工作機械見本市 JIMTOF2024】に出展します

設備や型の維持管理、樹脂成型品の工程管理、リバースエンジニアリングなどに課題をお持ちの方は、ぜひブースにてご相談ください。

実機にてデモを行いながら、貴社の課題解決につながるソリューションを提案いたします。

小間番号:東7ホール E7119

展示会情報はJIMTOFウェブサイトまで

招待券を差し上げます。ご希望の方は、会社名、氏名、所在地(都道府県)、「JIMTOF招待券希望」と明記の上、こちらまでメールにてお申込みください。電子招待券の登録リンクとIDをお送りします。

JIMTOF展示製品

新製品FARO Quantum X FaroArm

前モデルに比べて精度が最大約15%向上した新モデル。接触測定とスキャニングの両方を1台で行うことができるアーム型3次元測定器。疲れにくい設計で長時間の測定にも最適。温度補正機能により検査室だけでなく現場で測定することが可能。

<仕様>

・アーム長:2.0m、2.5m、3.0m、3.5m、4.0mの5種類

・重量:9.5 Kg~10.2 Kg (モデルによる)

・非接触3Dスキャナー(レーザーラインプローブ):精度とライン幅により、xR、xP、xSの3種類

【オンデマンドウェビナー】新しいQuantum X FaroArmのご紹介

ファロージャパンのアプリケーションスペシャリスト 高津彩が、新しいQuantum Xの魅力をお伝えします。 まだ測定アームを使ったことがない方、これから3次元測定を始めようという方、部品が大きくて測定に時間がかかっている方、自社のニーズに合わせた測定アームがほしい方にご覧いただきたいウェビナーです。 8軸ワークテーブルを使った測定やCADとの比較など、詳しくご説明します。

ウェビナーはオンデマンド配信のため、お好きな時間にご覧いただけます。下記URLリンクよりご登録の上、ご視聴ください。

https://www.faro.com/ja-JP/Resource-Library/WebinarPresentation-Recording/Discover-the-new-Quantum-X-FaroArm

【8-Axis Max】

Quantum X FaroArmと連携して8番目の軸として統合された回転ワークテーブル。部品を回転させて測定/スキャンすることができるため、測定器の再設置や部品の移動が不要で効率よく作業を完了。

<仕様>

・テーブル直径:250mm、500mm

・耐荷重:100Kg

FARO Vantage Max Laser Tracker

航空機部品のような大型部品の測定や機械のアライメントに最適なレーザートラッカー。オプションの6Probeを使い、レーザーが届かない箇所や複雑な形状を測定したり、FaroArmと連携して、6DoF TrackArmとして利用することも可能。より広範囲の測定を必要とするタスクに最適。

<仕様>

・測定範囲:0~80m (モデル、使用ターゲットによる)

・測定精度:0.05mm @10m / 0.3mm以下 @80m

・重量:13.4 Kg

金型新聞 2024年11月1日

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