金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

08

新聞購読のお申込み

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】1.大型加工

ギガキャストで需要広がる

大型ダイカストマシンで自動車の構造部品を一体鋳造する「ギガキャスト」が注目を集めている。国内のダイカストマシンメーカーは型締力9000tのマシンを開発。海外では1万3000tで試作が行われるなど大型化の動きが加速。加えて、国内のダイカスト金型メーカーも海外メーカーと相次ぎ業務提携するなど、ギガキャスト需要に向けた動きが出ている。今後、大物ワーク向けの設備、加工技術が求められ、工作機械や工具メーカーも新提案を発表した。

牧野フライス製作所の3軸マシニングセンタ「V900」はワーク重量6tに対応。温度変化による機械変形を自動制御する「イースタビライザー」を標準装備するなど大型かつ高精度な加工を訴求。新日本工機の門形マシニングセンタの新モデル「HF‐4MⅡ」は、XとY軸にリニアガイド、ZとW軸にツインボールねじ駆動を採用し、動的精度と応答性を大幅に向上させ、作動油量も従来比70%削減。

ギガキャストなど大物ワークが注目
門形MCなど大型化に対応した加工機

ソディックの大型ワイヤ放電「ALN800GiGEdition」は各軸ストローク(X800×Y600×Z500㎜)で大物ワークに対応。独自のワイヤ回転機構で高板厚ワークでもワイヤ消費量を削減。大物ワークに対応しつつ、高精度や省エネなど付加価値を追求している。

MOLDINOは深部まで届くフリーネック対応の超硬シャンクを追加。従来シャンクに比べ50㎜程度深い所まで加工でき、放電から切削加工への切り替えを提案した。ダイジェット工業は超硬シャンクアーバーの頑固一徹とヘッド交換式を組み合わせ、突き出しの長い加工もびびりを抑制。多彩な工具で形状加工から仕上げ加工までトータル提案している。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

共立精機 海外で先行してギガに挑む【特集:ギガキャストの現在地】

設計・解析ノウハウ中国で蓄積 ギガキャストで先行する中国でギガ向け金型を製作し、そのノウハウをベースに国内でのギガ関連の需要開拓を狙うのが共立精機だ。構想段階からの設計相談や解析などの技術サポートを提供する一方、国内では…

KOEI TOOL SKD61相当材の冷却水管【特集:金型づくりで広がる金属AM活用】

ダイカスト市場に参入 「始まりはプラスチック成形向けの3D冷却水管だった」と話すのはKOEI TOOL(旧ケイプラスモールドジャパン、今年4月に社名変更)のAM課の石井陽部長。同社は日本、シンガポール、マレーシア、ベトナ…

自動車の電動化想定し、大型で複雑・高精度なプレス技術を開発[プレス加工技術最前線]

自動車の電動化や軽量化ニーズの高まり、短納期化、熟練作業者の減少など、プレス加工を取り巻く環境は大きく変化している。プレス加工メーカーへの要求も高度化しており、これまで以上に技術革新を進め、変化するニーズに対応することが…

フォーバンド 類似図面をAIで検索【特集:尖った技術を使いこなせ】

勘や経験など属人化を解消 モータコア用スロットパンチや研削加工などを手掛けるフォーバンド(福岡県直方市)は見積作成や図面管理業務の効率化を図るため、テクノアが展開する『AI類似図面検索』を導入。簡単に類似図面の検索や図面…

アッサブジャパン AMの受託造形を強化し、600mmサイズに対応

アッサブジャパン(東京都千代田区、03・5226・3771)は金属3Dプリンタの受託造形事業を強化する。中国にあるグループ企業に最大600㎜角までの造形が可能な金属3Dプリンタを導入し、大型の造形ワークを受託する。ギガキ…

トピックス

関連サイト