金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

30

新聞購読のお申込み

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】1.大型加工

ギガキャストで需要広がる

大型ダイカストマシンで自動車の構造部品を一体鋳造する「ギガキャスト」が注目を集めている。国内のダイカストマシンメーカーは型締力9000tのマシンを開発。海外では1万3000tで試作が行われるなど大型化の動きが加速。加えて、国内のダイカスト金型メーカーも海外メーカーと相次ぎ業務提携するなど、ギガキャスト需要に向けた動きが出ている。今後、大物ワーク向けの設備、加工技術が求められ、工作機械や工具メーカーも新提案を発表した。

牧野フライス製作所の3軸マシニングセンタ「V900」はワーク重量6tに対応。温度変化による機械変形を自動制御する「イースタビライザー」を標準装備するなど大型かつ高精度な加工を訴求。新日本工機の門形マシニングセンタの新モデル「HF‐4MⅡ」は、XとY軸にリニアガイド、ZとW軸にツインボールねじ駆動を採用し、動的精度と応答性を大幅に向上させ、作動油量も従来比70%削減。

ギガキャストなど大物ワークが注目
門形MCなど大型化に対応した加工機

ソディックの大型ワイヤ放電「ALN800GiGEdition」は各軸ストローク(X800×Y600×Z500㎜)で大物ワークに対応。独自のワイヤ回転機構で高板厚ワークでもワイヤ消費量を削減。大物ワークに対応しつつ、高精度や省エネなど付加価値を追求している。

MOLDINOは深部まで届くフリーネック対応の超硬シャンクを追加。従来シャンクに比べ50㎜程度深い所まで加工でき、放電から切削加工への切り替えを提案した。ダイジェット工業は超硬シャンクアーバーの頑固一徹とヘッド交換式を組み合わせ、突き出しの長い加工もびびりを抑制。多彩な工具で形状加工から仕上げ加工までトータル提案している。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

サブスク、クラウドで手軽にシミュレーション【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

インターネットなどのネットワークを経由してソフトを提供する「SaaS(サース)」。ファイル共有サービスやビジネスチャットツールなど、さまざまなソフトで普及が進む中、金型設計などで活用するシミュレーションソフトでもクラウド…

テラスレーザー 光技術のコンテストで「最優秀チャレンジ賞」受賞

レーザー溶接・金型補修機器メーカーのテラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)はこのほど、光産業創成大学院大学(浜松市西区)主催の光技術を使った事業計画を競うビジネスコンテスト「フォトニクスチャレンジ202…

【金型テクノラボ】岡本工作機械製作所 大型プレートの高精度、高効率な平面研削技術

順送プレス金型などの大型プレートは、平面度を維持するために再研削によって何度も繰り返し使用されている。また、焼き入れ処理を行うため、反りが発生し、加工時間の増加や測定方法などが課題となっている。ここでは、このような金型プ…

KMC 測定表自動作成ソフトを発売

測定管理をデジタル化 KMC(川崎市高津区、044・322・0400)はこのほど、金型や部品などの測定データのデジタル化と自動測定表作成が可能なソフトウエア「測定電子カルテ」を発売した。測定器メーカー問わず対応。月額3万…

金型づくりを変える 注目の技術<br>インターモールド 2019 総集編

金型づくりを変える 注目の技術
インターモールド 2019 総集編

 4月19〜22日、東京ビッグサイト青海展示棟で開催された国内最大の金型加工技術展「インターモールド2019」。注目を集めたのは、自動化や3Dプリンティング、IoTやAIなどより進化した次世代の技術だ。かつては夢物語だっ…

トピックス

関連サイト