金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

09

新聞購読のお申込み

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】1.大型加工

ギガキャストで需要広がる

大型ダイカストマシンで自動車の構造部品を一体鋳造する「ギガキャスト」が注目を集めている。国内のダイカストマシンメーカーは型締力9000tのマシンを開発。海外では1万3000tで試作が行われるなど大型化の動きが加速。加えて、国内のダイカスト金型メーカーも海外メーカーと相次ぎ業務提携するなど、ギガキャスト需要に向けた動きが出ている。今後、大物ワーク向けの設備、加工技術が求められ、工作機械や工具メーカーも新提案を発表した。

牧野フライス製作所の3軸マシニングセンタ「V900」はワーク重量6tに対応。温度変化による機械変形を自動制御する「イースタビライザー」を標準装備するなど大型かつ高精度な加工を訴求。新日本工機の門形マシニングセンタの新モデル「HF‐4MⅡ」は、XとY軸にリニアガイド、ZとW軸にツインボールねじ駆動を採用し、動的精度と応答性を大幅に向上させ、作動油量も従来比70%削減。

ギガキャストなど大物ワークが注目
門形MCなど大型化に対応した加工機

ソディックの大型ワイヤ放電「ALN800GiGEdition」は各軸ストローク(X800×Y600×Z500㎜)で大物ワークに対応。独自のワイヤ回転機構で高板厚ワークでもワイヤ消費量を削減。大物ワークに対応しつつ、高精度や省エネなど付加価値を追求している。

MOLDINOは深部まで届くフリーネック対応の超硬シャンクを追加。従来シャンクに比べ50㎜程度深い所まで加工でき、放電から切削加工への切り替えを提案した。ダイジェット工業は超硬シャンクアーバーの頑固一徹とヘッド交換式を組み合わせ、突き出しの長い加工もびびりを抑制。多彩な工具で形状加工から仕上げ加工までトータル提案している。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

【Breakthrough!】生産管理システム

機械の性能を最大限発揮させ、生産性を向上させるには、非稼働時間をいかに減らすかが重要になる。その肝となるのが、人や機械の稼働を最適化し、生産性の高い工程を組むことができる生産管理システムだ。近年は、工場全体や海外など複数…

センシング機能のダイセットで不良品発生を防ぐ ニチダイ【特集:利益を生むDX】

DXの本質は利益を生み出すことにある。以降では、DXによって「売上げを上げて利益を生み出す」方法と「コストを下げて利益を生み出す」企業のそれぞれの取り組みを取材した。 金型の長寿命化、自動化へ  冷間鍛造金型を手掛けるニ…

AM普及をサポートする企業や団体に注目

受託などサービス拡充 AMに必要なデザイン設計や材料、各種3Dプリンタ積層造形装置メーカーなどで構成される「日本AM協会」は近畿経済産業局施策「kansai‐3D実用化プロジェクト」で具体的なAM活用検証を行い、成果を発…

金型メーカー座談会 若手経営者が語る
ー業界の魅力高めるためには 第二部ー

技術と経営 両輪が必要 理念貫き外需開始 金型メーカー座談会 若手経営者が語るー業界の魅力高めるためには 第一部ー 新春座談会・第二部は「海外展開」、「金型経営に必要な要素」がテーマ。「外需を取り込む」「内需に絞る」と各…

トップ年頭語録

金型工業会 小出悟会長「デジタル化へ踏み出す」  新型コロナによって、世の中が一変している。ここで考え方をまとめ、当工業会としては何かしらの指針を出していきたい。今年は「デジタル庁」創設などデジタル化の動きが活発化する年…

トピックス

関連サイト