ギアやシャフトなど自動車部品の冷間鍛造金型や精密プレス金型を手掛けるナゴヤダイス(名古屋市緑区)は金型製作における技術やノウハウのマニュアル化(言語化・数値化)を図り、若手の技能伝承や人材育成に活用している。20~30代…
【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】2.AIの進化
稼働止めない機能や技能支援
人工知能(AI)を活用したさまざまな機能やサービスが登場している。AIの進化に加え、センシング技術の高度化で、従来把握できなかったデータが収集できるようになり、AIに読み込ませるデータ量が増えてきたことも背景にある。活用の広がるAIだが、金型づくりや成形をサポートする機能はいくつかに分類できる。
まずは「機械や成形を止めない」機能。プレス機では荷重などのデータをAIで分析し、金型の寿命を予測する機能が登場。金型の交換時期を明確にすることで、急なトラブルを防止する。射出成形機でもさまざまなデータをAIに読み込ませ、成形不良の検知や予兆保全に活かすサービスが出始めている。


工作機械では、工具負荷をAIで分析し、摩耗状態を把握することで、適切なタイミングで工具交換できるようになる機能もある。機械のトラブル防止だけでなく、加工面品位の向上に役立つ。
属人化しがちだった「技能をサポート」する機能も増加している。電極消耗を考慮し加工条件をAIで最適化する放電加工機や、AIを搭載した研削盤もある。材料などの情報を入力するだけで、最適な研削加工システムを推奨する。他にも切削工具や被削材質などのデータをAIに読み込ませることで、最適な工具選定を支援するツールなどもある。
「作業の効率化」をAIが支援するサービスも登場している。その一つが類似図面の検索。ぼう大な過去の図面データを入力することで、AIによって類似図面を素早く検出。加工の参考にしたり、見積もり精度の向上につなげたりする動きが広がっている。また、簡易なプログラム作成をAIが自動で作成するなど機能を実装したCAMも登場している。
金型新聞 2024年12月10日
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