金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

12

新聞購読のお申込み

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】2.AIの進化

稼働止めない機能や技能支援

人工知能(AI)を活用したさまざまな機能やサービスが登場している。AIの進化に加え、センシング技術の高度化で、従来把握できなかったデータが収集できるようになり、AIに読み込ませるデータ量が増えてきたことも背景にある。活用の広がるAIだが、金型づくりや成形をサポートする機能はいくつかに分類できる。

まずは「機械や成形を止めない」機能。プレス機では荷重などのデータをAIで分析し、金型の寿命を予測する機能が登場。金型の交換時期を明確にすることで、急なトラブルを防止する。射出成形機でもさまざまなデータをAIに読み込ませ、成形不良の検知や予兆保全に活かすサービスが出始めている。

AIを搭載した加工機が増加している
AI活用でプレス機や成形機で金型の寿命を予測する

工作機械では、工具負荷をAIで分析し、摩耗状態を把握することで、適切なタイミングで工具交換できるようになる機能もある。機械のトラブル防止だけでなく、加工面品位の向上に役立つ。

属人化しがちだった「技能をサポート」する機能も増加している。電極消耗を考慮し加工条件をAIで最適化する放電加工機や、AIを搭載した研削盤もある。材料などの情報を入力するだけで、最適な研削加工システムを推奨する。他にも切削工具や被削材質などのデータをAIに読み込ませることで、最適な工具選定を支援するツールなどもある。

「作業の効率化」をAIが支援するサービスも登場している。その一つが類似図面の検索。ぼう大な過去の図面データを入力することで、AIによって類似図面を素早く検出。加工の参考にしたり、見積もり精度の向上につなげたりする動きが広がっている。また、簡易なプログラム作成をAIが自動で作成するなど機能を実装したCAMも登場している。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

ダイジェット工業 ストライクドリルに面取り刃付きを追加

ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、超硬コーティングソリッドドリル「ストライクドリル」に、穴あけと面取り加工が一度にできる面取り刃付きタイプを追加し、発売した。 穴あけと面取り加工が一度にできる…

狭山金型製作所 新3K(きれい、かっこいい、感動)の工場【特集:かっこいい工場】

付加価値を生む工場づくり、デザイン面から魅力伝える 映画「となりのトトロ」のモデルの一つと言われる埼玉県西部に位置する狭山丘陵。その一角に精密プラスチック金型メーカー・狭山金型製作所の工場はある。入り口には大きな桜が植え…

NTTデータエンジニアリングシステムズ 「Spase-E」新版を販売開始

UI変更で操作性向上 NTTデータエンジニアリングシステムズ(東京都大田区、03-5711-5341)は10月12日、金型向けCAMシステム「Space‐E /CAM2022」の販売を開始する。CAMエンジンを刷新し、ユ…

ウシオライティング 4台のカメラで金型監視

成形トラブルを防ぐ ウシオライティング(東京都中央区、03-3552-8261)はこのほど、4台のカメラで金型を監視できる「PLUS‐E(プラスイー)PE‐700」の販売を開始した。射出やダイカスト成形を高精細に監視し、…

日本精機 AM技術でギガに挑む【特集:ギガキャストの現在地】

ソディックと共同開発、大型3Dプリンタを導入 AM技術を武器にギガキャスト向け金型で需要開拓を狙うのが、ダイカスト金型メーカーの日本精機だ。まずは、高い熱交換機能が求められるギガ向け金型で、AMで造形した入れ子部品の採用…

トピックス

関連サイト