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ニッシン・パーテクチュアル パンチ寿命を2〜3倍に向上
レーザーで表面に微細なくぼみ
冷間圧造金型メーカーのニッシン・パーテクチュアル(埼玉県春日部市、中村稔社長)は、金型のパンチの寿命を向上させる表面改質技術を開発した。フェムト秒レーザー(1兆分の1秒)加工機でパンチ表面に微細なくぼみ(ディンプル)を加工することで、接触面積を減らし摩擦抵抗を下げつつ、潤滑材の保持性を高める。「HNP処理」の名称で鍛造金型やプレス金型向けに売り込んでいく。

「HNP処理」は特許申請中の技術で同社顧客と共同で開発した。微細なディンプルによって接触面積を減らすことで、摩擦抵抗が下がる。また、ディンプルが油だまりとなり、良好な潤滑状態を維持できる。同社の性能実験によると、直径50μm、深さ2μmのディンプルをコーティング被膜に加工することで処理前と比較し、寿命が2~3倍に向上した。
フェムト秒レーザー加工機を活用するため、従来の微粒子ピーニング技術とは異なり、加工したい部位に的確に処理を施すことができる。ギアなどの異形パンチにも対応可能。また、材種も問わず、工具鋼やダイス鋼、超硬合金にも対応する。ディンプルの大きさや深さも制御でき、コーティング被膜と組み合わせることもできる。
中村社長は「『HNP処理』を施すことで寿命が向上し、部品コストの低減につながる。特に高付加価値部品に施すことで、効果を最大化できる」と話す。
金型しんぶん2025年8月10日号
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