エンジンやステアリング部品など鋳造800~1250tクラス(最大2500tまで)を得意とするダイカスト金型メーカーの寿原テクノスはダイカストの課題を解決する新たな金型技術を次々に発表し、ダイカスト製品の高品質化やサイクル…
ヤマナカゴーキン 新会社「セーレンス」を設立
顧客創造型の営業支援ツールを販売
冷間鍛造金型などを手掛けるヤマナカゴーキン(大阪府東大阪市、072・962・0676)は営業支援ツール開発や中小企業向けDX支援を行う新会社『セーレンス』(東京都中央区、03・6280・4918)を立ち上げ、7月から本格的に販売を始めた。一般的な営業支援ツールと異なり、売上拡大を目的に、顧客の潜在ニーズを発掘できるかに焦点を当て、営業活動を可視化し、データを通じて能動的な営業活動への転換を促す。

セーレンスの社名は『Sales is Science(営業は科学)』の信念で、営業活動に科学的にアプローチし、営業のデータ駆動型運営を実現することに由来する。「以前から気合と根性の営業に疑問を持っていた」と話すのはセーレンスの山本忠司社長。営業活動でアポ取り、訪問、提案、案件化、受注までの日常の活動や工程を見える化するのは難しく、一般的な営業支援ツールでは案件から受注までの管理を主にシステム化しており、売上拡大や新規開拓するというより、管理することに重きを置いている。
そこで、ヤマナカゴーキンは2020年頃から新規開拓をテーマに、営業活動を可視化する取り組みを開始。営業マンが月にどれぐらいアポ取りや訪問、商談したのかを可視化し、案件化率や受注率などを算出。顧客情報も社名や担当者名など細かに分類し、誰がいつ、どの担当者にアポ取りしたのか、営業活動の状況、工程を記録することで、例えば、半年間連絡を取っていなければ色付きで表記されるなど、能動的に営業活動を促す仕組みを構築した。
こうした経験をもとに開発したのが顧客創造型営業支援ツール『SaleScience』。山本社長は「営業の導入部から見込み客を創出するまでを重点的に可視化、共有化できるように設計している。各営業担当のアポ取り回数や商談回数など見える化し、案件化までのプロセスをデータ化することで顧客の掘り起こしやターゲットを絞るなど営業施策に運用できる」と自信を見せる。
営業活動のデータ化で、個人または部署ごとの分析にも応用でき、課題の抽出やトップセールスとの比較など悩む営業担当への指導、アドバイスにつなげることも可能だ。「管理職は案件管理がしやすく、インサイドセールスも情報の共有化で顧客の購買履歴なども可視化され、担当者不在でもフォローできる」と山本社長。
SaleScienceはサブスク提供で初期費用(構築費・活用セミナー費含む)は30万円、月額(10ライセンス付与)で6万8千円。7月の鍛圧機械の展示会MF-TOKYOにも展示し、営業に課題を持つ来場者へ訴求。山本社長は「金型業界は長年、新規開拓が課題。近年は自動車産業の低迷で苦しい状況にあり、営業をサポートするシステムとして業界に貢献したい」と述べた。
金型しんぶん2025年8月10日号
関連記事
「製造業の世界で有名なのがドイツ。だから、ドイツ企業と取引できる企業を目指そうと考えた」と語るのは西部正記社長。Westen(ヴェステン)はドイツ語で『西』を意味し、2022年の新工場立ち上げと同時に社名を変更。水栓関連…
超ハイテンと大型化技術極める 1・5Gpaクラスまでの超ハイテン材向けのプレス金型を強みとするウチダ。このほど新日本工機と共同で、金型の最終調整に必要な肉盛り溶接工程の自動化を実現した。狙いは「溶接に関わっていた技能者を…
三井ハイテック 3月1日付(敬称略・カッコ内旧職) ▽リードフレーム事業本部技術統轄部生産技術部長(リードフレーム事業本部技術統轄部要素技術部長)久保公彦▽リードフレーム事業本部技術統轄部装置技術部長(リードフレーム事…
9月契約分から 生産能力上回る需要 大同特殊鋼は9月契約分から、全ての工具鋼製品で2~5%の値上げを実施する。今年1月契約分からも値上げを実施したが、それに続く2回目となる。 スクラップの高騰が続いていることに加え、自動…


