金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

19

新聞購読のお申込み

自社展で新製品や実演加工を披露
エヌティーツール

 ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は11月、同社初となるプライベートショー2020を開き、ユーザーに新製品やホルダを活用した実演加工を披露したほか、協賛メーカーと共に、工作機械・切削工具・ツールホルダのセミナーを実施した。今後は『目指すは、超一流の町工場』をスローガンに、顧客との密な関係性を構築し、様々なニーズに応えられる企業を目指す。

 初の自社展示会について営業部取締役・鈴木善貴氏は「国内外の展示会が新型コロナウイルスで中止になったが、新製品など多数開発したため、ユーザーに体感してもらい、声を聞いて次の製品開発につなげたい」と語る。展示品は販売を強化している『非接触式ツールプリセッタAegis‐iシリーズ』をはじめ、新製品の小径タップ用シンクロタップホルダ『シンクロフィットⅡ』や『くし刃型精密旋盤用ハイドロチャック』、参考出品として『タレット旋盤用ハイドロベースホルダ』を展示。同社ではプリセット作業を完全自動化する新製品の全自動型ツールプリセッタ『Raptor』や刃先形状測定システムなど、新たな顧客ニーズに応えた製品開発を進めている。

 ショールームには5軸加工機や複合加工機、BT30・40・50番のマシニングセンタを常設し、ユーザーの新工法テストや工法の共同開発など変化するニーズに対応できる体制を構築。「当社の内藤祐嗣会長は常々『目指すは、超一流の町工場』と言っている。ユーザーも自社内でテストしにくい環境になっており、ユーザーに必要とされる身軽なフットワークを作る」と鈴木氏は言う。

 同社は新たに6億円を投じて第3工場を建設。第2工場で行っていた組付、発送、在庫などを第3工場へ集約し物流を効率化。さらにプリセッタの組付スペースを従来 比2.5倍に拡張し、年生産能力を2倍に高める。

金型新聞 2021年1月10日

関連記事

【インターモールド名古屋】金型加工の最新技術

7月6~9日 ポートメッセなごや 294社が競演 金型加工技術に関する専門展「インターモールド名古屋」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が7月6日~9日まで、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催さ…

インターモールド2022 4月20からインテックス大阪で開幕

金型加工の最新技術が競演 4年ぶりの大阪開催 金型加工技術の専門展示会「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が4月20~23日の4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催…

岐阜工業高校 ものづくり見本市を開催

小中学生を対象 キットで楽しく体験 岐阜工業高校(岐阜県羽島郡笠松町、058-387-4141)は8月11~12日、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で「ものづくり見本市」を開催する。 「振動でスケートする飛行機の製作」や「…

型技術協会 ウェブ講習会参加者募集

型技術協会 ウェブ講習会参加者募集

 型技術協会は、「第1回型技術WEB基礎講習会」の参加者募集を開始した。開催日時は12月18日の13時〜17時。申し込みの締め切りは11月20日で、募集件数30件に達し次第終了する。  同講習会は「もう一度基礎から学ぶ …

INTERMOLD・金型展・金属プレス加工技術展 総集編

PART1 INTERMOLD編 進む技能レス化 4月14~17日の4日間、東京ビッグサイト・青海展示棟(東京都江東区)で開催された金型加工技術の専門展「インターモールド2021」。工作機械メーカーや切削工具メーカーなど…

関連サイト