金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

01

新聞購読のお申込み

【ひと】熊本精研工業企画開発部部長・越智 英二さん(59) カメラによる機上測定機を開発した

カメラによる機上測定機を開発した

熊本精研 ㊧越智英二部長㊨池内壽孝会長

放電加工した金型部品をチャッキングしたままカメラで捕らえ、タブレットに映し出す。原点や輪郭をズームアップ。十字線を合わせ、その位置を加工機の座標で捉える。加工部を複数ヶ所測ることで、ピッチやCAD図との誤差が得られる。

そんな機上測定機「NK‐2000」を4年前に商品化した。改良を重ね、「今ではマシニングセンタや研削盤でも使えるし、ワークの位置決めや加工後の形状計測にも利用してもらっています」。

アイデアは検査機メーカーで営業をしていた頃から温めていた。日本のものづくりは精密化が進み、一方で効率化が課題。ワークに触れず、手間をかけず、正確に測れる機上測定機はきっとニーズがあると感じていた。

 そのきっかけをくれたのが担当先の金型メーカー熊本精研工業の池内壽孝社長(現会長)だった。「自らがものづくりに貢献するものを考え、カタチにし、使ってもらいたい」。そんな自らの夢と、思いが一致し、転身した。

開発では過去の経験に固執せず、テストする社員の声や、導入してくれた金型メーカーの要望を全て取り入れた。『加工機の機械座標を用いる』という、この機上測定機のカギとなる技術もその中から生まれた。

100台以上を販売。近く研削盤で回転する砥石の形状を測れる新製品も発売する。「日本の金型が元気になるように。もっと企画にも開発にも力を入れていきます」。

金型新聞 2021年2月10日

関連記事

「魅力ある組織に人は集まる 楽しく役立つ活動増やす」 東北金型工業会会長(プラモール精工社長)・脇田高志氏【鳥瞰蟻瞰】

魅力ある組織でなければ人は集まってきません。東北金型工業会をより魅力ある団体にするために、会長就任後すぐに、3つの分科会を作りました。若手が中心となって積極的に参加してもらい、勉強会などを通じ、メリットや魅力を感じてもら…

【金型応援隊】ワンテラス 豊富な人材ネットワークで日本のものづくりに貢献

ベトナム人技術者の採用支援 ワンテラスは、ベトナムを中心にアジア人の機械加工、設計に特化した人材の採用支援を行う。昨年度は、168人のベトナム人らの日本企業への採用をサポートした。 高い実績を誇る理由は豊富な人材のネット…

国内事業を再整備 森久保哲司氏(パンチ工業 社長)【この人に聞く】

パンチ工業(東京都品川区、03・6893・8007)は今年、2025年3月期までの中期経営計画を発表し、最重点施策として「国内事業の再整備」を掲げた。販売拠点の統廃合や、連結子会社の解散などによる経営合理化を図り、特注品…

アルファミラージュ 低価格内視鏡を金型分野に拡販【金型応援隊】

比重計の製作やスチームクリーナーなど各種機器・器材の販売を手掛けるアルファーミラージュ(大阪市都島区、06-6924-2631)はこのたび低価格工業用内視鏡「MRA‐28W」と「MRT‐40TH」の販売を開始した。 「M…

グループシナジー生かす ALPHA LASER JAPAN 木元武一社長 【この人に聞く】

ギガキャスト向け提案強化 独ALPHA LASER社のレーザー溶接機を正規輸入販売するALPHA LASER JAPAN(佐賀県鳥栖市、0942・50・9662)は今年6月、金型製作や溶接補修などを手掛けるGALAXYホ…

トピックス

関連サイト