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米谷製作所 GF中国と業務提携
海外市場を開拓
エンジンや構造部品の金型

両社の技術力を活かし現地の自動車需要に応える
自動車エンジンなどのダイカスト・鋳造用金型メーカー、米谷製作所(新潟県柏崎市、0257-23-5171)はこのほど、自動車鋳造部品などを手掛けるジョージフィッシャー(スイス、GF)の中国法人と業務提携契約を締結した。両社それぞれの技術力を活かし、拡大する現地の自動車部品需要に応える。自動車の電動化でエンジン向け金型の需要減少が見込まれる中、中国市場の販路開拓で活路を開く。
米谷製作所は、1934年創業の自動車エンジン、トランスミッションなどのダイカスト・鋳造用金型メーカー。現在、年間約150型を製造し、国内の自動車メーカーに供給している。
自動車の電動化が進む中、同社主力の内燃機エンジン向け金型は長期的な需要減少が予測され、新規部品への拡大が今後の課題となっていた。また、現在製造する金型の半数以上が日系メーカーの海外工場に輸出されており、海外での販路開拓も課題の一つだった。
一方、GFの中国法人は、蘇州と昆山に拠点を構え、主に欧州自動車メーカーの現地工場に、フレームなど自動車構造部のダイカスト・鋳造部品を供給している。数年ほど前から蘇州工場で金型製造も開始しており、社内だけでなく、外販も行う。既存の欧州メーカーに加え、日系メーカーへの拡販を目指していた。
今回の提携により米谷製作所はこれまで実績の少ない構造部品向け金型の技術やノウハウが習得できるほか、海外に工場を構える日系自動車メーカーを中心に販路拡大を狙うことができる。一方GFは日系メーカー向け金型のノウハウを身に付けることができる。
当面はオンライン会議などを通じて、両社の技術レベルのすり合わせなどに取り組み、協業のための環境づくりを進める。米谷強社長は、「まずは、中国での実績と日本国内での新規部品の提案実績を作り、年内には引き合いを獲得したい。また、5年後までには構造部品向け金型の受注を目指す」としている。
金型新聞 2021年3月10日
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