金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

19

新聞購読のお申込み

牧野フライス製作所 立形5軸と形彫の新型

大物金型向けを強化

 牧野フライス製作所は中・大物金型向けの製品の品ぞろえを拡充する。2月24日、大型の5軸制御立形マシニングセンタ(MC)と、大型NC放電加工機を同時に発売した。インパネやバックパネルなど自動車の意匠性の高い大型金型の仕上げ加工向けに提案する。

 大型制御5軸MC「V100S」は同社では初めてとなる門型機。ワークサイズは2000×2500㎜、高さ1050㎜、最大ワーク重量15トンまで引き上げた。これまでの大型立形5軸MC「V90S」に比べ、ワークサイズは約2倍、ワーク重量は3倍になる。

 大型樹脂型などの仕上げ加工に対応するため、コンパクトな主軸と回転傾斜軸を採用し、高速で高い面品位を実現。また、門型コラムの脚幅を広げ剛性を高めたほか、4本のガイド構造で大きい移動量を確保した。

 一方、大型NC放電加工機「EDNC22」は2つのヘッドを持ち、従来機に比べ2倍の生産性を実現した。正方形の大型金型が増えていることから、奥行きを拡大。軸移動量は2200×2200×800㎜で、最大ワーク重量は20トンまでとした。また、Z軸ボールねじ冷却構造などにより、ジャンプ速度20m/分、加速度1Gの高速加工を可能にした。

 同社は近年、中・大型金型向け製品を強化してきた。17年に大型5軸制御MC「V80S」、18年に「V90S」を発売し、3年で130台近くを出荷。昨年末には、形状部と冷却穴の加工ができる大型5軸MC「D2」を発表している。高山幸久営業本部長は「これまでの機種と合わせて大型金型向けの困りごとを解決したい」と話した。

金型新聞 2021年3月10日

関連記事

サンエール 3層放電ワイヤを発売

高精度・超高速加工 サンエールは、世界初の3層亜鉛構造を採用し、高精度・超高速加工を実現する放電加工ワイヤ「SPW+ε(イプシロン)」を3月から発売する。 真鍮を芯線としε—γ—βの3層からなる非常に厚い高濃度亜鉛層を有…

加工プログラムを効率化する最新CAM【Breakthrough!】

多くの金型メーカーが苦慮しているのが、プログラム作成の効率化だ。ある金型メーカーの工場長は「スキルの高い技能者が必要なプログラミングは全体の3割程度。残りの7割を自動化や効率化できれば生産性が上がる」と話す。こうしたニー…

日本精機 金型流路洗浄液と装置を開発

分解不要でスケール除去 ダイカスト金型メーカーの日本精機(名古屋市守山区、052・736・0611)は、冷却水管内部のスケールや錆を除去できる洗浄液と専用装置を開発した。6月のインターモールド名古屋で発表する。高い洗浄効…

MTA合金 高硬度と熱伝導を両立した鋼と銅の合金開発【金型テクノラボ】

高い冷却効果が必要な金型では、硬度と高い熱伝導性を併せ持つ材料が求められている。しかし、この相反する要素を両立させるのは難しい。こうした場合にはベリリウム銅を使用するケースも多い。しかし近年は安全性や価格面から代替え品を…

三井精機工業 高精度加工の自動化技術を披露

工場見学会を開催 三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)は3月9~11日の3日間、本社工場で工場見学会を開いた。「高精度加工の自動化」をテーマに、機上計測を搭載したジグ研削盤や微細加工に特化した立形マシニ…

トピックス

関連サイト