金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

27

新聞購読のお申込み

牧野フライス製作所 立形5軸と形彫の新型

大物金型向けを強化

 牧野フライス製作所は中・大物金型向けの製品の品ぞろえを拡充する。2月24日、大型の5軸制御立形マシニングセンタ(MC)と、大型NC放電加工機を同時に発売した。インパネやバックパネルなど自動車の意匠性の高い大型金型の仕上げ加工向けに提案する。

 大型制御5軸MC「V100S」は同社では初めてとなる門型機。ワークサイズは2000×2500㎜、高さ1050㎜、最大ワーク重量15トンまで引き上げた。これまでの大型立形5軸MC「V90S」に比べ、ワークサイズは約2倍、ワーク重量は3倍になる。

 大型樹脂型などの仕上げ加工に対応するため、コンパクトな主軸と回転傾斜軸を採用し、高速で高い面品位を実現。また、門型コラムの脚幅を広げ剛性を高めたほか、4本のガイド構造で大きい移動量を確保した。

 一方、大型NC放電加工機「EDNC22」は2つのヘッドを持ち、従来機に比べ2倍の生産性を実現した。正方形の大型金型が増えていることから、奥行きを拡大。軸移動量は2200×2200×800㎜で、最大ワーク重量は20トンまでとした。また、Z軸ボールねじ冷却構造などにより、ジャンプ速度20m/分、加速度1Gの高速加工を可能にした。

 同社は近年、中・大型金型向け製品を強化してきた。17年に大型5軸制御MC「V80S」、18年に「V90S」を発売し、3年で130台近くを出荷。昨年末には、形状部と冷却穴の加工ができる大型5軸MC「D2」を発表している。高山幸久営業本部長は「これまでの機種と合わせて大型金型向けの困りごとを解決したい」と話した。

金型新聞 2021年3月10日

関連記事

日立ハイテク 切削精度向上サービスの提供を開始

たわみ補正をデジタル化 日立ハイテク(東京都港区、03-3504-7111)は今年4月、「切削精度向上サービス」の提供を開始した。熟練者の経験で行っていた主軸のたわみ補正をデジタル技術で代替する。同サービスにより属人化か…

松浦機械製作所 ハイエンドMCを刷新、高速・高精度に金型加工

松浦機械製作所は、ハイエンドのリニアモータ立形5軸制御マシニングセンタ(MC)「LF‐160」をモデルチェンジし発売した。主軸振動を大幅に低減したほか熱変位補正機能を拡充し、高速回転領域における加工精度を高めた。電子機器…

【金型テクノラボ】三菱商事テクノス SKD61相当の金属、3Dプリンター用粉末

ダイカスト金型などで使用され始めた金属3Dプリンター。しかし、造形で広く使われる粉末材のマルエージング鋼では熱伝導性が低いなどの課題もあり、SKD61相当の粉末材の開発が求められていた。今回、三菱商事テクノスと大手素材メ…

ユニオンツール 4枚刃ロングネックラジアスCBNエンドミル拡充

ユニオンツールはこのほど、「4枚刃CBNハイグレードロングネックラジアスエンドミルCBN‐LRF4000」の販売を開始した。2枚刃でもサイズを増設するなど、CBNのエンドミルシリーズを拡充している。 「LRF4000」は…

亜鉛めっきハイテン材と樹脂の型内直接接合【金型テクノラボ】

自動車部品などにおいて、亜鉛めっき高張力鋼板(ハイテン材)と樹脂を直接接合する技術がひとつの大きな課題となっている。本稿では、亜鉛めっきハイテン材を熱水に浸漬するだけで、めっき層表層に微細なナノ構造を創製し、インサート成…

トピックス

関連サイト