金型・部品加工の見積作成における最大の課題は、相応の専門知識がないと見積作成が困難であるという点だ。そのため、熟練者の経験への依存度が高く、さらに加工業者間での金額差異の問題も発生している。これらの課題に対して、半自動化…
牧野フライス製作所 立形5軸と形彫の新型
大物金型向けを強化

牧野フライス製作所は中・大物金型向けの製品の品ぞろえを拡充する。2月24日、大型の5軸制御立形マシニングセンタ(MC)と、大型NC放電加工機を同時に発売した。インパネやバックパネルなど自動車の意匠性の高い大型金型の仕上げ加工向けに提案する。
大型制御5軸MC「V100S」は同社では初めてとなる門型機。ワークサイズは2000×2500㎜、高さ1050㎜、最大ワーク重量15トンまで引き上げた。これまでの大型立形5軸MC「V90S」に比べ、ワークサイズは約2倍、ワーク重量は3倍になる。
大型樹脂型などの仕上げ加工に対応するため、コンパクトな主軸と回転傾斜軸を採用し、高速で高い面品位を実現。また、門型コラムの脚幅を広げ剛性を高めたほか、4本のガイド構造で大きい移動量を確保した。
一方、大型NC放電加工機「EDNC22」は2つのヘッドを持ち、従来機に比べ2倍の生産性を実現した。正方形の大型金型が増えていることから、奥行きを拡大。軸移動量は2200×2200×800㎜で、最大ワーク重量は20トンまでとした。また、Z軸ボールねじ冷却構造などにより、ジャンプ速度20m/分、加速度1Gの高速加工を可能にした。
同社は近年、中・大型金型向け製品を強化してきた。17年に大型5軸制御MC「V80S」、18年に「V90S」を発売し、3年で130台近くを出荷。昨年末には、形状部と冷却穴の加工ができる大型5軸MC「D2」を発表している。高山幸久営業本部長は「これまでの機種と合わせて大型金型向けの困りごとを解決したい」と話した。
金型新聞 2021年3月10日
関連記事
機械の性能を最大限発揮させ、生産性を向上させるには、非稼働時間をいかに減らすかが重要になる。その肝となるのが、人や機械の稼働を最適化し、生産性の高い工程を組むことができる生産管理システムだ。近年は、工場全体や海外など複数…
形彫放電は特定の高度な金型では不可欠な加工技術。最終工程に近いため、ミスができず、工程の負荷が高くなることある。加えて、電極消耗を考慮する必要があるため、加工条件の設定など、職人技術が求められることが多い。本特集では、こ…
持ち運びしやすく レーザ機の開発・販売や金型のレーザ肉盛りなどを手掛けるPCL(京都府久御山町、0774-45-2199)は、制御装置や発振器、操作パネルを分離できるレーザクリーナー「CLZ-100」を発売した。 制御装…
「RF100 Speed」 グーリングジャパン(東京都中央区、ババツ ヤン社長、03-3536-2800)は、高能率エンドミル「RF100 Speedシリーズ」は、発売し好評を得ている。 主な特長は、鋼加工用の「P」…
