金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

SEPTEMBER

05

新聞購読のお申込み

【ひと】住友電工焼結合金金型開発室長 ・栢野正治さん 技能検定への功労が瑞宝単光章に

技能検定に挑む技術者の目は普段のそれと輝きが異なるという。レベルの違う課題に出会い、技術の海の広さと、自らを知る。「受検者のそうした『成長』の一端に携われることが嬉しい」。

岡山県の技能検定委員として機械加工や放電加工を担当する。務めて25年、多くの技能士育成に貢献してきた。功労が称えられ、昨年、春の叙勲で瑞宝単光章を受章した。

入社当時、岡山の本社工場の金型部門は自社で使う金型の補修をしていた。しかしその年、新作部門が発足し、立ち上げメンバーに。金型の経験は無く、新作部門のある伊丹工場で基礎から学んだ。

手掛けるのは自動車部品などの粉末焼結金型。「薄肉化や複雑化する部品の品質や生産性を左右するのは金型」。技術開発に日々挑み、最適な強度で拘束し金型の寿命を延ばす独自の焼き嵌め法などを開発してきた。

技能検定委員に選ばれたのは入社9年目。放電や研削などの加工技術、金型、プレス成形に至る生産技術の広い知見が評価された。今も続けるのは受検者と下積み時代の自らが重なり「背中を押したくなる」からだ。

金型づくりでこれからの課題は、機械化の領域を広げていくこと。「加工はできる限り機械に任せて品質を安定させたい」。ただ、「機械化の方法を考えるのは人。育成にもっと力を入れていきたい」。

金型新聞 2021年4月10日

関連記事

【この人に聞く】ハスキー統括部長・千葉紀久氏「ホットランナの市場拡大を」

ホットランナの市場拡大を  今年、日本法人設立30周年を迎えたハスキー(東京都町田市、042-788-1190)。プリフォーム射出成形システムの世界最大手でありながら、ホットランナメーカーとしての側面も持つ。日本では20…

【新春特別インタビュー⑦】大貫工業所社長・大貫 啓人氏「売れるものをつくり、境地まで突き詰めることが大事」

売れるものをつくる 物価の高い国で勝負 境地まで突き詰めることが大事 〜海外展開〜  1964年生まれ、茨城県出身。大学卒業後、87年大貫工業所に入社。営業で新規得意先を次々と開拓する一方で、得意先とのやり取りを通じて金…

この人に聞く2015<br>天青会(金型工業会東部支部)<br>小泉 秀樹会長(ペッカー精工社長)

この人に聞く2015
天青会(金型工業会東部支部)
小泉 秀樹会長(ペッカー精工社長)

金型以外にも視野 原点から新たな発見  日本金型工業会東部支部天青会の会長に今年5月、就任した。「原点に立ち返って、色々な視点から根本を見直せるような活動をしていく」と今年度のテーマに「原点回帰」を掲げる。  天青会に入…

【金型の底力】チヨダ工業 豊富な資源を活用し、新たな価値を創出

木質流動成形でSDGsに貢献 技術で差別化を図る 「木質流動を世の中に広め、木材が樹脂やアルミに変わる新たな材料として注目され、持続可能な社会作りに貢献したい」と話すのはチヨダ工業の早瀬一明社長。SDGsやカーボンニュー…

経産省素形材産業室 星野昌志室長が語る「素形材産業ビジョン」に込めた思い

経済産業省は3月28日、金型を始めとした日本の素形材産業が今後進むべき方向性についてまとめた「素形材産業ビジョン」を12年ぶりに公表した。3代目となる2025年版ビジョンでは、日本の素形材産業の現状や課題をまとめ、204…

トピックス

AD

「安かろう悪かろう」を覆す「Autodesk® Fusion®」の実力 応用技術(株)がウ...

応用技術株式会社(大阪市北区、06・6373・0440)は7月8日、ウェビナーイベント「Fusion DAY」を開催した。 応用技術はオートデスク代理店の最上位資格である「... 続きを読む

関連サイト