道工技センターと共同研究 パンチ工業(東京都品川区、03-6893-8007)が、金型用粉末合金の開発に取り組み始めた。今年6月、北海道立工業技術センター(道工技センター、北海道函館市)と共同研究契約を締結。同センター…
ルッドリフティングジャパン 金型吊り上げ、キズつけない
繊維スリング+アイボルト

金型をクレーンで吊り上げるときフックやシャックルが接触して金型を傷つける—。そんな課題を解消するのが、ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06-6536-8817)が販売する独・ルッド社の吊り具「TXP-テックスポイント」だ。
ループ状の繊維スリングをアイボルトに通したリフティングポイント。スリングが繊維なので、吊り下げや反転させるとき、金型に接触したり擦れたりしても傷をつけない。スリングの位置や角度を調整するとき手を挟んでケガをするなどの事故も防げる。
スリング(長さ50㎝と1m)は、先端技術による強度の高い素材で、アイボルト(サイズM16、M20、M24、M27)との摩擦による損傷や変形を抑える丸みのある形状。アイボルトは、高い強度と靭性を兼ね備える独自の材料(ICEボルト)を採用、ハードな吊り上げ作業に耐える。
自動車のエンジンやボディなど大型の金型の吊り上げ作業では、金属製のチェーンやフックが多く使われ、金型に接触する部分に木材や毛布などを挟んでいる。今年8月から販売を始め、大手自動車部品メーカーの金型部門などから引き合いがあるという。
金型新聞 2021年9月10日
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