国際競争に負けない型づくり 冷間鍛造金型メーカーの東京鋲螺工機(埼玉県新座市、048・478・5081)はこの10年間で、売上規模を倍増させた。リーマンショック後の急激な落ち込みから、超硬合金の直彫り加工技術の開発や顧…
【ひと】ヤマシタワークス・福田 真弓さん 薬剤の金型を加工するママさんNC担当者

二人の子供を持つママさんNC加工担当者。入社のきっかけは、よくあるパート募集。応募したのは勤務時間が10時から15時までと働きたい時間に合致していたから。ただ、通常のパートと違ったのが、募集の職種が「NC加工」だったこと。
前職はものづくりとは全くの無縁で「最初に現場を見たときには圧倒された」。しかし「面白そうだし、むしろできるようになりたいと思った。何より手に職をつけたかった」と入社を決めた。女性が多く働いていたことも決め手の一つだったという。
入社後はワークの脱着や、マイクロメータでの測定などサポート的な仕事からスタート。現在は、先輩のアドバイスを受けながら、プログラムを組み、薬剤用の金型をNC旋盤で加工する。
楽しいのは自分で考えたプログラムで、完璧な加工ができた時。とはいえ、まだ修行の身。「一人で、どんなプログラムでも組めるようになる」のがまずの目標だ。
現在は時間の制約があるが、「成長して一人前になったら、フルタイムも考えたい」。同社の山下健治社長は「当社では、そうした形から正社員になるのはよくあること。もっと活躍して欲しい」と期待を寄せる。
入社して2年半。まだまだ新人ながら、「ものづくりは楽しいし、もっと女性が活躍できる職種だと思う」。
金型新聞 2021年9月10日
関連記事
「技術等情報の管理認証制度」設立 IoT化やグローバル化などによって、情報流出のリスクが高まる昨今、製造業には技術などの情報の適切な管理が求められている。金型業界も例外ではなく、「顧客情報がしっかり管理、保護できている…
企業間連携でフィールド広げる 自動車骨格部品などのアルミ押出金型を手掛けるエフアンドエムは今年1月、5軸加工機の導入コンサルティングサービスを始めた。長年運用してきた経験やノウハウを活かし、金型や部品メーカーのニーズにマ…
ベテランの勘・コツに頼らない部品工場を目指し、生産現場への型温・湯温の見える化の要求は高まっている。 匠ソリューションズが開発した生産中の型温・湯温見える化システム「TWINDS‐T」は、①作業を邪魔しない温度データワイ…
ウェブを最大限活用 令和2年の総会がウェブ会議システムになるとは想像もしていませんでしたが、コロナ禍(新型コロナウイルス感染拡大が招いた危機的、災厄的な状況)の総会であることを正会員並び賛助会員の皆様にはご理解を頂き、…