金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

SEPTEMBER

18

新聞購読のお申込み

【金型生産実績】2021年6月 9.7%減の283億8,000万円

プレス型は14.0%減、プラ型は15.0%減

詳細は表をクリック
詳細はグラフをクリック
詳細はグラフをクリック

2021年6月の金型生産は、前年同月比9.7%減の283億8,000万円となったものの、前月比では25.5%増と大きく回復した。数量は前年同月比23.4%増と大幅に増加したが、前月比では5.8%減の4万1061組、重量は前年同月比9.7%減、前月比では24.7%増の9,757トンとなった。

プレス用金型の金額は同14.0%減だが、前月比では44.7%増と大きく伸長し111億4,500万円となった。数量は前年同月比で2.9%増え、重量ベースでは同28.1%減少した。

プラスチック用金型は、金額では同15.0%減(前月比では14.5%増)の103億800万円となった。数量は前年同月比18.6%減(前月比では24.6%と大幅増)、重量も同15.7%減だが、前月比では25.3%の大幅増だった。

鍛造用金型は、前年同月比で66.1%増の18億7,900万円と19カ月ぶりに前年を上回った。前月比でも18.2%の増加となった。鋳造用金型は、同30.2%の大幅減となり3億4,600万円。前月比でも36.5%減となった。ゴム用金型は前年同月比7.6%増の6億4,100万円。ダイカスト用金型は前年同月比5.6%減の33億1,300万円。粉末冶金用金型は前年同月比15.6%増の4億8,900万円、ガラス用金型は同35.6%増の2億5,900万円となった。コロナウイルスの感染拡大による影響が懸念される中、型種によるバラツキはあるものの6月の金型生産合計は大きく回復した。

金型新聞 2021年9月10日

関連記事

藤本敏樹氏著「金型産業連関表作成の試み」

金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…

ー測定機器ー<br>精度・スピードが進化、活用領域が拡大

ー測定機器ー
精度・スピードが進化、活用領域が拡大

付加価値生み差別化  金型メーカーのなかで、測定を重視する動きが広がっている。かつては「生産に貢献しないもの」とされてきた測定だが、測定技術の進歩によって品質の安定化や、生産性の向上など活用の領域が広がりつつあるからだ。…

新金型産業ビジョン<br>6つのテーマから金型業界の未来を考える

新金型産業ビジョン
6つのテーマから金型業界の未来を考える

逆境乗り越え、攻め 需要の国内回帰広がる  厳しい経営環境が続いてきた日本の金型業界。 しかし、 ここに来て円安によるユーザーの国内回帰や、一部で需給バランスが改善するなど、好転の兆しも見え始めた。 過酷な時期を乗り越え…

3月の金型生産実績

3月の金型生産実績

前年同月比5.8%増の345億1,400万円 プレス型は1・6%減、プラ型は24・0%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年3月の金型生産実績をまとめた。それによる…

金型6月生産実績 前年同月比16.7%増の264億1900万円

プレス用金型は3.3%減、プラ用金型は14.5%増  2022年6月の金型生産は、前年同月比2.6%増の290億6,500万円となった。前月比でも10.0%増と大きく増えた。数量は前年同月比5.8%減、、前月比でも9.4…

トピックス

関連サイト