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ムトウ 中国ベースを日本品質で提供

日本語対応など取引しやすく
プラスチック金型メーカーのムトウ(東京都江戸川区、03-3656-8651)は、中国製の低価格なモールドベースを日本品質で提供する事業に乗り出す。加工は実績のある中国の協力先に依頼し、打ち合わせなどは現地法人の日本人社員が対応する。日本にいながら、中国製のコストメリットを最大限に得られる体制を構築した。
ムトウは2008年に上海に現地法人「上海武嘉模具商貿有限公司」を設立。以来モールドベースを含め、協力先を開拓してきた。今回はそのネットワークを活用する。月産100型以上の生産能力を持ち、海外企業と取引経験の豊富な現地先に加工を依頼する。
ムトウが作成した数十項目にわたるチェックリストに基づき、出荷前には品質チェックを行うなど、日本と同等の品質を担保した。必要に応じ鋼材のミルシートの提出も可能だ。また、言葉のストレスをなくすため、打ち合わせなどは全て上海に常駐する現地法人の日本人社員が対応する。電話も日本から転送するので、日本にかければ現地社員と話せるようにした。
サイズは成形機で150t~1000tまでで、3次元データだけで全加工モールドベースに対応し、必要であれば2次元図面も無償で提供する。納期は輸送期間も含め25日から対応できる。
価格はサイズで異なるが「当社の実績では最大3割程度のコストダウンにつながったケースもある」(武藤嘉行社長)という。このコストメリットを高めるため、ムトウは間に入らず、現地法人と直接取引するようにした。武藤社長は「モールドベースのコスト削減は協調領域だと思う。できる限り安く提供できるようにしたかった」と話している。
金型新聞 2021年10月10日
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