金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

06

新聞購読のお申込み

【ひと】明輝 技術部・センシル クマールさん 高度な技術に挑むインド出身の金型設計者

インド・ムンバイ出身。2018年に来日し、プラスチック金型メーカーの明輝に入社した。担当は設計。自動車内外装品や機能部品など大小様々な金型を手掛けている。

金型技術者だった父親の影響で幼い頃から金型に興味を持っていた。地元の大学を卒業後、父親が務める金型企業に就職。組立や機械加工などを担当し、技術を磨いた。

「金型技術者としてもっと成長したい」。30歳の時に国を飛び出し、韓国の金型企業に転職。設計者として2年間経験を積んだ。さらなるステップアップの場所として選んだのが日本だった。「小物だけでなく大物でも精密な金型が作れる日本の技術力に魅力を感じた」。

明輝の英語版ホームページから直接問い合わせ、オンラインでの面接にこぎつけた。この高い意欲と設計者としての経験が認められ、3カ月の試用期間を経て、本採用となった。

「これほど向上心を持った人材は日本でも珍しい」と黒柳貴宏社長が評価するほど強い挑戦心を持つ。「この会社では常にチャンレジさせてもらえるので、それが何よりも嬉しいし、楽しい」。

今の目標は「スタックモールド金型」を設計すること。一つの金型内にキャビティとコアを二つ持つ構造で設計難度も高い。こうした日本の高度な技術を学び、あらゆる金型に対応できる技術者を目指す。

金型新聞 2021年10月10日

関連記事

【新春特別インタビュー①】日本金型工業会会長・小出 悟氏(小出製作所社長)「旧態依然の手法通用せず、今こそ変わるべき時」

旧態依然の手法通用せず 今こそ変わるべき時 〜金型産業ビジョン〜  1955年静岡県生まれ。78年に工学院大学機械工学科を卒業後、名古屋の金型メーカー高橋精機工業所に入社し、金型づくりを学ぶ。81年にアルミダイカスト金型…

鳥羽工産 甦れ!往年の名車たち【金型の底力】

「コロナ禍で航空機など需要が落ち込み、試作車市場も変化している」と語ったのは鳥羽工産の傍島聖雄社長。同社は金型製作(プレスや射出成形)から量産(少ロット)まで一貫生産体制を強みに、これまで自動車の試作型や試作車の製作、航…

木村有貴さん 金属3D造形の困りごとを解決する【ひと】

金属3Dプリンタで造形した金型部品のトラブルを分析・解決する「診断士」のような業務を担当する。珍しいトラブルほどテンションが上がるそうで、「難しい問題を解明できた時の達成感が何よりも気持ちがいい」。 大学では金属材料を研…

三嶋商事 仕上げに専念したいというニーズに応える

ねじ転造盤やローリングマシンなどの販売や転造技術の開発を手掛ける三嶋商事(愛知県日進市、0561-72-2657)は部品加工部門を立ち上げ、冷間鍛造用金型のダイスケースなど1次加工(荒加工)の受託加工サービスを開始した。…

この人に聞く
オークマ 家城 淳社長に聞く

 令和元年に新社長に就任したオークマ・家城淳社長。市場が不透明化している中、「機電情知一体」「日本で作って世界で勝つ」を掲げるオークマの今後について家城社長の思いを聞いた。  家城淳社長愛知県出身。85年大隈鉄工所(現オ…

トピックス

関連サイト