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第2回大阪テクノマスターセミナー 椅子張り師の観る力
切削工具の外観検査も

第2回大阪テクノマスターセミナー(主催:Garage Minato)が9月15日、成光精密(大阪市港区)で開かれ70人以上が参加した。第1部では大阪テクノマスターでソファセラピストの十河正明氏が椅子張りに関する豊富な現場経験を活かし、「モノづくりに欠かせない観る力」について語った。
「椅子張り」とはクッション材と生地を使った張り加工のことで、十河氏は現場の状況や顧客の最終ニーズがどこにあるかなどを汲み取り、それを職人に伝え、製作から完成まで指揮するコンダクターの役目を持つ。こだわりは一発納品であり、現場を見ていない職人に顧客の現場や顔をイメージしてもらえるような伝え方が重要になる。そのためには「見えないものを観る力、感じることが大切」と説く。それはこれからの職人像にも活かされるとし、「これまでは椅子や机など手元の物を作るという理性のモノづくりだったが、今後はこうしたら顧客が喜ぶのではないかという感性も加えたモノづくりが必要になる」と話し、感じたことをカタチにする力が求められると語った。
また、第2部はGarage Minatoを運営する成光精密の高満洋徳社長が登壇し、AIを活用して切削工具の摩耗状態を外観検査する「汎用AI外観検査システム」の実証実験を始めると発表した。
切削工具など刃物の摩耗状態はベテラン職人が判別し、再研磨を行うが、職人の減少や人手不足など製造業は人の問題を抱えている。そこで同社はNTT西日本グループ(大阪市中央区)とリバネス(大阪市港区)の3者は地域産業の強靭化を目的に、シェアリング構想を掲げ、カメラで撮影した刃先の摩耗状態をAIが自動で判別する汎用システムを開発し、地域の町工場とシェアすることで製品品質の向上を目指す。「みんなの課題をAIで解決したい。検査は人頼みの部分があり、作る以上に大変。まずは刃物の状態を診断することから始めるため、試験用に様々な工具を持ち込んでもらいたい」と話す。AIで自動判別するには数多くのデータを集める必要がある。地域の製造業の協力を促し、地域で有効活用できる新たなITのシェアリング構想がスタートした。
金型新聞 2021年12月10日
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