モーターコアの大型化に対応 モーターコア用の金型などを手掛ける黒田精工(川崎市川崎区・044・555・3800)は世界最大級のプレス機の本格稼働を開始した。モーターコアの複雑化で大型化する金型に対応する。複雑なモーターコ…
冨士ダイス 車載や半導体関連が好調 22年3月期
売上18.7%増の168億円

冨士ダイス(東京都大田区、03-3759-7181)の2022年3月期売上高は、18.4%増の168億7400万円だった。営業利益は11億1300万円。半導体関連の金型や、車載電池用金型、光学素子成型用金型などが好調だった。また、金型素材の販売も増加した。
製品別では、超硬製金型類の売上高が17%増の39億8400万円となった。半導体需要の拡大が続き、関連する金型や金型素材が好調に推移した。また、超硬製工具類は冷間フォーミングロール、押出金型、棒鋼・線材用ダイスの販売が増加し、10.7%増の43億4400万円だった。
金型素材などのその他の超硬製品では、自動車の電動化に伴いモータコア用や電池用の金型素材の販売が増加し、売上高は22.7%増の42億5600万円となった。超硬以外の製品では、引抜鋼管の販売や放電加工用銅タングステン電極、鋼製自動車部品用金型などが好調を維持し、売上高は24.4%増の42億8800万円となった。
23年3月期の見通しは、売上高が2.9%増の173億6000万円、営業利益が2.3%増の11億4000万円と予想した。前期に続き、半導体関連や自動車の電動化関連の金型や素材などの需要拡大を見込んでいる。
金型新聞 2022年7月1日
関連記事
機上計測で戻りない加工 自動車のエアコンの吹き出し口の「レジスター」や、ミリ波レーダーを透過できるエンブレムなどのプラスチック金型を手掛ける谷ダイ・モールド。2023年に機械加工専用の第2工場を稼働させた。狙いは「工場が…
オンリーワンのヒントに出会う場に 「来場者が未来を切り拓く技術に出会える場にしたい」と話すのは、金型設備総合商社・植田機械の植田修平社長。来年1月28~29日にインテックス大阪で開催する工作機械総合展示会「UMモールド…
明星金属工業のプレス金型工場を見学 大阪府大東市のものづくり企業など8社の事業を見学できる「だいとうおーぷんふぁくとりーこんたくと」(参加延べ人数1103人)が11月3日、開かれた。明星金属工業はプレス金型の工場見学会や…
自動車用マフラーやボディ部品などを手掛ける三恵技研工業(東京都北区、03・3902・8200)は近年、プレス加工の技術開発に力を入れる。主要顧客である自動車産業でEV化や現地生産化が進み、事業環境が大きく変化する中、増肉…


