「自動車に使用される駆動用モータコアの大型化や高精度化が強まり、金型メーカーには加工から組立まで熟練した技能が求められている」とは大垣精工の松尾幸雄社長。順送精密プレス金型及び加工で知られる同社は、モータコア金型の需要を…
課題解決に導く研修を
金型協会

金型協会(永田淳也代表理事・寿精工社長)は5月10日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で通常総会を開き、座学や出張視察などの研修事業を2019年度の事業活動として実施することを決めた。
日本の金型業界は、ユーザー企業の海外展開による市場縮小やニーズの変化、設備の老朽化、技能者不足など多くの課題に直面しているが、研修事業はこれらの課題を解決の方向へと導くことを目的に開く。
研修事業は座学と出張視察で、座学の「金型協会セミナー」は、金型業界や会員に共通する課題解決につながるセミナーを開く。
出張視察(6月7~9日)は、アジアとの物流拠点や金型など製造業の振興に積極的に取り組み、うるま市貿易特区内に金型技術研究センターを設立し、金型企業誘致も進める沖縄県を視察する。
19年度はこれらの研修事業のほか、日本金型工業会との共同事業として講演会(7月17日)を開く。商取引における「下請法について」をテーマに、その取締りの状況などについて報告する。
金型しんぶん 2019年6月7日
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