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MF‐TOKYO2021Online 11月29日~12月3日に開催
次代の鍛圧塑性加工技術
プレス機械や板金機械などが一堂に会する鍛圧塑性加工技術の専門見本市「MF‐TOKYO2021 プレス・板金・フォーミング展 Online」が11月29日㈪10時から12月3日㈮18時まで、オンライン上で開催される。主催は日本鍛圧機械工業会、日刊工業新聞社。プレス機械メーカーや板金機械メーカーなど約60社が出展し、自動化技術、環境対応、ハイテン(高張力鋼板)対応、デジタル活用など、鍛圧塑性加工現場の課題解決につながる最新技術を披露する。

プレス・板金機械メーカー約60社が出展
ロボやIoTによる自動化 / モータなど電動車部品加工 / サーボなど環境負荷低減 / 効率改善するスキャナやソフト

「MF‐TOKYO」は2009年から2年に一度のペースで開催される鍛圧塑性加工技術の専門見本市。19年に開催した前回展では254社・団体が出展し、4日間で3万人以上が来場した。
7回目となる今年は当初7月に東京ビッグサイトでの開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でリアルでの開催を中止。オンライン上に会場を切り替え、「つながる技術で世界に広げる、明日のものづくり」をテーマに開催する。
会場である「MF‐TOKYO2021 Online」の特設サイトにアクセスし、入場登録を行うことで、出展各社の展示ブースページを閲覧することができる。プレス機械やフォーミングマシン、板金機械の他、搬送装置や金型など周辺技術も数多く披露される。
特に近年は少子高齢化による人手不足や熟練作業者の減少などが多くの製造現場の課題となっており、自動化・省力化のニーズがこれまで以上に高まっている。同展でもロボットや自動化装置などを組み合わせた提案の他、IoT、AIなどの次世代技術を活用したサービスやシステムの提案などが紹介される。
また、自動車の電動化や軽量化に対応した加工技術もみられそうだ。モータやバッテリーなど電動車で必要となる部品を加工する最新の加工機や加工技術が披露される。また、ハイテン材やCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などの軽量化材料に対応した加工技術などの出品も予定されている。
「脱炭素化」の動きが世界的に加速する中、環境対応技術を紹介する出展社も目立つ。サーボプレスによる省エネや環境負荷低減を訴求するプレス機械メーカーの他、環境負荷の低いレーザー加工機や周辺機器・技術なども出品される。すでに大手メーカーの中にはサプライヤに対して環境対応を求める企業もあり、注目しておきたい技術の一つだ。
加工技術の他にも、3Dスキャナを使った外観検査や、金型寿命を向上させる表面処理技術、誰でも簡単に見積もりが可能なソフトウェア、工程管理システムなどといった鍛圧塑性加工現場の課題を解決する幅広い技術、提案が見られそうだ。
また、ブース展示だけでなく、出展社によるウェビナーなどの開催も予定している。
金型新聞 2021年11月10日
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