1.3〜1.6倍の表面硬さ 窒化処理などを手掛けるカナック(静岡県藤枝市、054-644-7988)はこのほど、低クロム鋼向け新処理「EVOLK(エボルク)」を発売した。既存処理に比べ、表面硬さが1.3~1.6倍ほど向上…
三井精機工業 高精度加工の自動化技術を披露
工場見学会を開催

三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)は3月9~11日の3日間、本社工場で工場見学会を開いた。「高精度加工の自動化」をテーマに、機上計測を搭載したジグ研削盤や微細加工に特化した立形マシニングセンタ(MC)などを披露した。
3日間でユーザーなど約150人が来場した。製造現場の見学を行った他、MCやジグ研削盤、ねじ研削盤などを展示し、同社が提案する最新加工技術を紹介した。
ジグ研削盤「J350G」では機上計測装置を搭載し、加工後のワーク測定や加工前の芯出し、砥石の計測などを自動化。これまで熟練作業者にしかできなかった1~2μm程度の追い込み加工を自動化した。
また、医療や半導体などで需要が拡大している微細加工では、立形MC「PJ303X」で加工したワークサンプルを展示。加工面の表面粗さがシングル(一桁)ナノメートルの鏡面切削サンプルや、同時5軸による球面加工サンプルなどを紹介した。
加藤欣一社長は「熟練作業者の不足や、作業者の多様化が進む中、当社の機械や提案によって、高精度加工を実現するお手伝いをしていきたい」と語った。
金型新聞 2022年4月10日
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