前年同月比 9.9%増の423億5,400万円 プレス型は13.9%増、プラ型は15.0%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年3月の金型生産実績をまとめた。それに…
チャンピオン工業が松阪工場を拡張

金型部品メーカーのチャンピオン工業(東大阪市、072・64・2511、水谷昌晃社長)はダイカスト金型向けの鋳抜きピンを増産する。国内の需要増などに対応するためで、松阪工場を拡張し、5月から本格稼働させた。早期に月産1万本を2万本に引き上げる。
これまで鋳抜きピンは松阪工場のほか、インドネシアと中国工場で生産し、日本の需要増には輸入で対応してきた。しかし「日本の需要増に加え、現地市場も拡大した為、松阪工場に専用のラインを設けることを決めた。
既存工場の敷地内に330㎡の建屋を増築。旋盤やガンドリルマシンなど合わせて10数台、約2億円を投資した。5月から本格稼働させているが、7月中には月産2万本体制にする考え。
水谷社長は「冷却穴付きや異形状のものなどあらゆる特注品に短納期で対応していきたい」としている。
金型新聞 平成27年(2015年)5月14日号
関連記事
スマートシステム ナガセインテグレックスは、超精密化・省人化を実現する各種加工ソフト「スマートシステム」をオプションで提供している。「IGTARP DESIGN(イグタープデザイン)」をコンセプトに製作したSGDシリーズ…
コンパクトで場所取らず ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06・6536・8807)は、フォークリフトなどで移動しどこにでも設置できる金型反転機を発売した。反転する場所を選ばないため、金型の調整や補修作業の効率化…
自動車のプレス金型を手掛ける明星金属工業は、工場のエア効率化や照明のLED化などにより16年間でCO2排出量を18・5%削減した。カーボンニュートラルへの取り組みを推進する上田幸司社長は「CO2削減に取り組むことで無駄な…
ダイカスト金型などで使用され始めた金属3Dプリンター。しかし、造形で広く使われる粉末材のマルエージング鋼では熱伝導性が低いなどの課題もあり、SKD61相当の粉末材の開発が求められていた。今回、三菱商事テクノスと大手素材メ…