金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

24

新聞購読のお申込み

ブラザー工業 バリ取り専用マシンを発売

ダイカスト市場へ参入

小型マシニングセンタで有名なブラザー工業は新たにダイカスト素材のバリ取りに特化した専用マシン「デバリングセンター SPEEDIO DG‐1」を発売し、11月14日から開催された「j‐dec2024(2024日本ダイカスト会議・展示会)で展示した。ダイカスト部品の製造工程で発生する素材のバリ取りを目的に開発し、簡単かつ短時間での工程立ち上げが可能な使いやすさをコンセプトに効率的なバリ取りを実現し、ユーザーの人手不足や変種変量生産に対応する。

ダイカスト部品の製造工程は主に鋳造→鋳造した素材のバリ取り(トリミング)→機械加工(仕上げ)→洗浄→検査・出荷となる。同機種は鋳造した素材のバリ取りに特化した専用機に仕上げた。

主な特長は使いやすさを追求した独自の機能。加工経路の自動生成やタッチパネルでの経路補正、プログラムの自動変換などの機能を持ち、工程立ち上げも①ワーク上に代表点の教示②加工経路を自動生成③出てきた経路をNC画面で経路補正(タッチパネル)④加工プログラムへ自動変換と、NCプログラムの知識がなくても容易に短時間で工程立ち上げが可能だ。

オプションのティーチングコントローラを活用すれば、ゲーム感覚で設定でき、移動速度や力を抑える低トルク機能でミスが発生しても機械が異常を検知し停止するため、故障リスクも軽減できる。「ロボットや工作機械で加工経路を作成するには教示作業やNCプログラム修正を繰り返すため立ち上げに時間を要するが、当社専用マシンなら立ち上げ時間を約70%削減できる」と担当者は話す。

また、変種変量生産に対応し、幅360㎜×奥行き320㎜×高さ200㎜と広い加工エリアを持ち、治具設計の自由度も高く、主軸最高回転数2万回転、主軸テーパ穴は7/24テーパの15番。ピックアップ式ATC搭載で切削工具6本まで収納でき、バリ形状に合わせた工具選択が可能と最適な設計になっている。

同社では10月3~4日にかけ、テクノロジーセンター(愛知県刈谷市)で新製品発表会(セミナー含む)を行い、商社やユーザーなど大勢の来場者が訪れ、新たな専用マシンの機能チェックやサンプルワークを見学した。

金型新聞 2024年11月10日

関連記事

TMW、平和電機、TECMO WORKS 電力3割減のホットランナを開発

3社が共同開発 プラスチック金型メーカーのTMW(愛知県稲城市、立松宏樹社長)はこのほど、ヒーターメーカーらと共同で、消費電力を従来比で3割削減できるホットランナシステムを開発した。マニホールドの断熱や、カートリッジヒー…

CGTech 切削最適化ソフトの最新版<br>積層エラーひと目で

CGTech 切削最適化ソフトの最新版
積層エラーひと目で

 CGTech(東京都豊島区、03・5911・4688)は5月末日、切削シミュレーションおよび最適化ソフトウェア「VERICUT」に、より使いやすい新機能を追加した「バージョン8.1」をリリースする(写真)。  新機能の…

三菱電機 ワイヤ放電13年ぶり刷新

AIで誰でも高品位加工 三菱電機は13年ぶりに、全面刷新したワイヤ放電加工機「MGシリーズ」を発売した。独自のAI(人工知能)を搭載し、技能者でなくても高品位な加工ができる機能を盛り込んだ。遠隔監視によるメンテナンスの簡…

松浦機械製作所 5軸立形MC「MXシリーズ」に直径420㎜対応の新機種

松浦機械製作所(福井県福井市、0776-56-8100)は、5軸制御立形マシニングセンタ「MXシリーズ」に、最大工作物寸法が直径420㎜×高さ300㎜の「MX‐420PC10」を追加し発売した。 長時間無人運転や変種変量…

冨士ダイス 加工性に優れた新材料を発売

超硬合金に近い耐摩耗性、レアメタルの使用量大幅削減 冨士ダイス(東京都大田区、03・3759・7181)はこのほど、新材料「サステロイ STN30」を発売した。コバルト、タングステンの使用量を9割削減。鋼程度の比重のため…

トピックス

関連サイト