ムトー精工はこのほど、岐阜県各務原市の本社工場の近くに新工場向けの用地を落札したと発表した。増加する電動車向けの受注増加に対応する。工場の着工や規模などは今後詰める。 岐阜県各務原市が進めている工業団地の用地2万2724…
金型部品3社、全社減収見通し
金型部品3社の2026年3月期業績予想は米国の関税措置などの影響により、全社減収を見込む。関税政策を巡る高い不確実性が続く中、設備投資の先送りなどが懸念され、各社需要が減少するとみている。
パンチ工業は、減収減益を見込む。日本国内での回復遅れが影響し、売上高が減少するとみる。外注費の高騰や中国市場での価格競争の激化による原価率の上昇などが影響し、減益となる見通し。売上高は前期比2.3%減の398億8000万円、営業利益は31.8%減の11億5000万円、純利益は79.3%減の1億8000万円と予想する。
ミスミも減収減益とする。デジタルサービスなどを活用した独自の施策によって、販売数量の増加を見込む一方、米国関税や為替の影響などが影響し、売上高、営業利益ともに減少する見通し。売上高は前期比0.5%減の4000億円、営業利益は6.4%減の435億円、純利益は12.4%減の320億円を見込んでいる。
前期最終赤字だった双葉電子工業は、黒字転換を見通す。米国子会社における工場売却益などを見込み、純利益を16億円とした。営業赤字幅も大幅に縮小する見通し。前期では12億9200万円の営業損失を計上したが、今期は2億円まで減らす。モールドベースやプレートなどの生産器材事業では、黒字化を見通し、営業利益を2億円と予想する。生産器材の売上高は前期比0.5%減の305億円とした。
25年3月期はパンチ工業とミスミが増収、双葉電子工業が減収となった。海外市場を中心に回復基調にあったものの、金型起工数が減少したことで、国内での販売が低調に推移した。
機械統計によれば、国内の金型生産数量は2012年以降、減少傾向が続いている。2024年の生産数量は前年比5.3%減の42万5603組だった。足元の25年1-3月の累計生産数も9万6735組と前年同期と比べて10.1%減少している。

関連記事
電動化、小物部品に事業拡大 ダイカスト金型メーカーの米谷製作所は今年2月、自動車部品メーカーの田中精密工業グループに入った。自動車の電動化によって事業領域の拡大が求められる中、単独での経営は難しいと判断した。既存事業を継…
製缶・電池金型が好調 冨士ダイス(東京都大田区、03・3759・7181)の2026年3月期売上高は、前年同期比5・1%増の174億4600万円だった。製缶金型や電池関連金型、モーターコア用金型の販売が好調で業績を押し上…
プラスチック金型メーカーのムトウ(東京都江戸川区、03・3656・8651) は、 中国での金型の進捗確認やトライの立ち合いなど代行する、 「金型立ち上げ支援サービス」を開始した。コロナ禍で中国出張や現場への訪問が難しい…
台湾のTSMCとソニーによる新たな半導体工場の建設が進む熊本県菊陽町。その地で半導体製造装置や電動車、電子部品向けの需要拡大を狙うのが、金型部品や精密部品を手掛けるナカヤマ精密だ。今年1月にTSMCの工場の隣接地に「第2…


